山本由伸は「エースじゃない」 ヤ軍OBの持論に米識者は猛反発…指摘された“課題”

パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

才能は認めるもエースの条件には投球回数を指摘

 ドジャースの山本由伸投手に対する米メディアの評価が話題となっている。米ポッドキャスト番組のファウル・テリトリーに出演したスポーツメディアの記者が、メジャーリーグにおけるエースの定義について言及した。山本を候補の一人として挙げつつも、現時点では認定できないと主張し、投球回数を理由に挙げた見解が注目を集めている。

 山本はメジャー2年目となった昨季、30試合に先発して12勝8敗、防御率2.49、201奪三振と堂々たる成績を残した。しかし投球回数は173回2/3にとどまった。同記者が真のエースと評価したのは、タリク・スクーバル(タイガース)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)、ギャレット・クロシェット(レッドソックス)の3人だった。いずれも昨季180イニング以上を投げ抜いたタフネスさを誇示している。

 番組の司会を務めるヤンキースOBのエリック・クラッツ氏が山本のエース認定に対して否定的な意見を述べ、もう1人の司会者アラーナ・リゾ氏が反論する一幕もあった。日本では沢村賞を3度獲得するなど、圧倒的な実績を引っ提げてメジャーへ挑戦した右腕。類まれなる才能は誰もが認めるところであるが、より長いイニングを投げ抜くスタミナが、米国における絶対的エースの称号を得るための高いハードルとなっている。

 番組内では、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でシニアライターを務めるアンディ・マッカラー氏は「これは才能の問題ではない。ヤマモトはおそらく日本の歴史で最も素晴らしい投手だろう。沢村賞を3度獲得し、能力を直近数年間で示している」と語った。真のエースとしての“候補”には上がる存在としつつ、日本での輝かしい実績を高く評価している。

 一方でメジャーでの課題も指摘し「だがMLBのシーズンでは180イニングは一度も投げていない。(エースと認定する基準として)少なくとも30先発は出来る力は必要だと思う。イニング数は多い方がよりいいものだ。試合終盤まで投げることが重要だ。もし彼が昨年(と同じレベル)のようなシーズンを送れば、彼は私にとってのエースとして認定されるよ」と持論を展開した。今季の飛躍が期待される。

(Full-Count編集部)

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