初対外試合で8失点KO「オフの取り組みがダメだったんじゃないか…」 2軍降格で見つめ直した足元

DeNAのA若松尚輝【写真:町田利衣】DeNAのA若松尚輝【写真:町田利衣】

DeNA若松尚輝は1軍キャンプ完走も…終了と同時に2軍落ち

 DeNAの2年目・若松尚輝投手は2年連続で春季キャンプ1軍入りを果たすも、練習試合で1回2/3を8失点と炎上し、キャンプ終了と同時に2軍に降格した。悔しさから自分の取り組みに疑問を覚えたこともあったが、先輩も太鼓判を押す“ハングリー精神”で這い上がろうとしている。

 今年も掴んだ1軍キャンプ。「1年目は右も左もわからず、ただガムシャラに1か月を過ごした感じでした。でも今年は周りも見えましたし、いろいろな先輩にいろいろなことを聞けたので良かったかなと思います」と充実した時間を過ごしていた。

 しかし、現実は厳しかった。初の対外試合となった2月14日のロッテ戦(宜野湾)に6回から3番手で登板したが、この回1失点。さらにイニング跨ぎとなった7回は2ランを浴びるなど打者11人の猛攻を浴びて7失点。予定された回を投げきることができず降板し、予備投手を使わざるを得ない状況をつくってしまった。

「初戦であれだったので……。オフの取り組みがダメだったんじゃないかと思ったりもしてしまいました。でもまだ1試合だけだったので、これから続けてコツコツやっていくことが大事だと気持ちを切り替えました」

2軍降格後はファーム・リーグで好投を続けている【写真:町田利衣】2軍降格後はファーム・リーグで好投を続けている【写真:町田利衣】

自主トレ“師匠”の森原「そういう姿勢を続ければプロでやっていける」

 キャンプ終了と同時に2軍降格となったが「(コースを)狙いすぎたりして、自分の投球が苦しくなって甘くなり打たれるケースが多かったので、まずはアバウトでいいからしっかり自分の球を強く投げていく中で勝負するというテーマでやってます」と課題に取り組み、ファーム・リーグではここまで4試合で計4イニングを投げ、無失点投球を続けている。

 四国IL・高知から2024年ドラフト4位で入団し、新人だった昨季は1軍7試合で防御率7.88と壁にぶち当たった。とはいえ、札幌学院大3年秋に投手に転向してわずか3年でプロ入りした逸材だ。

 オフに自主トレをともにした森原康平投手も「ポテンシャルを感じました。でも一番はハングリー精神。コツコツ取り組んでいるし、質問も人より多くて『どうしたらいいですか?』『どう思いますか?』とすごく聞いてきてくれる。それを言ったら、すぐに実行する。そういう姿勢を続ければたぶんプロでしっかりやっていけるんだろうなと感じました」と太鼓判を押す存在だ。

 長いシーズン、25歳の力を必要とするときはきっと来るだろう。「ワンチャンスをものにしないといけない立場。しっかり怪我をせずにやって、いつかチャンスを掴めるように頑張りたいなと思います」と若松。巻き返す時間は、まだまだある。

(町田利衣 / Rie Machida)

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