大谷翔平の開幕戦ギフトの“謎” 腕時計スポンサーを直撃も意外な回答…約3200万円は実費⁉

開幕戦を前に、チームメートらとハイタッチを交わす大谷翔平【写真:荒川祐史】開幕戦を前に、チームメートらとハイタッチを交わす大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷がセイコーの腕時計をチームメートに贈呈「Happy Opening Day!!」

 ドジャースは開幕戦から“横綱相撲”だった。26日(日本時間27日)に本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦で逆転勝ち。先発の山本由伸投手が4回に先制2ランを被弾したものの、5回にアンディ・パヘス外野手が逆転3ラン。10安打で8点を奪い、シーズン初戦を飾った。

 1番・大谷翔平投手は、さすがの働きぶりだった。初回先頭、右腕ギャレンのナックルカーブを捉えて右前へ。開幕戦安打はエンゼルス時代の2023年から4年連続で、シーズン初打席初安打は2020年以来6年ぶりだった。

 5回無死一塁では四球を選ぶと、2点リードの7回先頭では死球で出塁。タッカーの右中間二塁打で生還し、1イニング4得点の猛攻を呼び込んだ。1安打1得点3出塁。1番打者として十分すぎる活躍だった。

 大谷の躍動は、グラウンドだけではなかった。試合前には自身がアンバサダーを務めるセイコーの腕時計をプレゼント。腕時計が入った白い紙袋には「Happy Opening Day!! Three-Peat!! Shohei Ohtani」とのメッセージが添えられていた。選手だけでなく、監督・コーチ、裏方スタッフにも贈ったという。

 ブランド好きのミゲル・ロハスは「本当に素晴らしい時計をくれた。フィールド外でも素晴らしい人間。『世界最高の選手が2026年の開幕に時計をくれた』という思い出として、一生大切にする」と感激。テオスカー・ヘルナンデスも「最高のチームメートで、素晴らしい人間だ。いつも他の選手のことを考えていて、みんなを喜ばせようとしてくれるんだ」と笑顔満開だった。

 大谷による開幕戦ギフト。試合後もその話題になった。

 山本は「シンプルに嬉しく思います。スタッフの方もすごい嬉しそうにしてたので。やっぱりさすがな存在というか、そう感じました」。デーブ・ロバーツ監督は「毎年開幕日にギフトを贈ってくれるんだ。とても感謝している」とし、大谷がドジャース入りした2024年から3年連続でギフトをもらっていると明らかにした。

試合後、取材に応じる山本由伸【写真:小谷真弥】試合後、取材に応じる山本由伸【写真:小谷真弥】

セイコーの広報担当者に問い合わせも「詳細を把握しておらず…」

 気になるのが腕時計の詳細。米スポーツ局ESPNのオールデン・ゴンザレス記者は「4000ドル(約64万円)相当のセイコーの腕時計を贈った」と報じていたが、実際はどうなのか? セイコーの広報担当者に大谷からの腕時計の注文の有無、モデル名などについて問い合わせた。当然、スポンサーの協力を得ての開幕戦ギフトだと思っていたが、意外な回答だった。

「過去、セイコーウォッチから複数ブランドの腕時計を大谷選手に贈呈しております。ただし、今回ご質問いただいた腕時計については詳細を把握しておらず、弊社からのコメントは差し控えさせていただきます」

 これがホントなら腕時計スポンサーを通さずに大谷は“実費”でギフトを贈ったということか。仮に選手、監督・コーチ、裏方スタッフの計50人に4000ドルの腕時計を贈ったとすれば、20万ドル(約3200万円)をポンと支払ったことになるが……。

 今年、大谷は1億2500万ドル(約200億円)の副収入をスポンサーなどから得る見込みだと伝えられている。3200万円でチームを一丸にできるのであれば、大谷にとっては安いということか。いずれにしても太っ腹な開幕戦ギフトであることは間違いない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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