【独自】巨人は「立て直すチャンスをくれた」 MLB復帰したグリフィンの感謝と“本音”「東京が恋しいよ」

  • 小谷真弥
    小谷真弥 2026.04.04
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日本への思いや巨人ファンへの感謝を語ったナショナルズのフォスター・グリフィン【写真:黒澤崇】日本への思いや巨人ファンへの感謝を語ったナショナルズのフォスター・グリフィン【写真:黒澤崇】

ナショナルズ・グリフィンは昨季まで3年間巨人でプレー、NPB通算18勝を挙げた

 ナショナルズのフォスター・グリフィン投手が4日(日本時間5日)、本拠地でのドジャース戦に先発する。昨季まで3年間、巨人でプレーしてNPB通算18勝をマーク。昨年12月2日に自由契約となり、同22日に1年550万ドル(約8億8000万円)でナショナルズ入りした。MLB復帰初登板となった3月30日(同31日)の敵地・フィリーズ戦で復帰後初勝利を挙げた左腕が、巨人ファンへ感謝のメッセージを送った。(取材・構成=小谷真弥)

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 日本では信じられないほど素晴らしい経験をしました。私にとっても家族にとっても最高の時間で、過ごした3年間すべてを楽しみました。人々、ファン、チームメート、みんなが本当に親切で、忘れられない経験になりました。

 ジャイアンツでは先発投手としての戦い方を学びました。打順が2、3巡目に入った時にどう投げるか、持ち球を効果的に投げるにはどうすればいいか。先発としての技術を学び直すことができました。日本での3年間で年齢的にも投手としても成熟したと思いますし、それがアメリカに戻ってきてからの自信に繋がっています。

巨人時代のフォスター・グリフィン【写真:イワモトアキト】巨人時代のフォスター・グリフィン【写真:イワモトアキト】

 ジャイアンツは投手としての自分を再確立し、キャリアを立て直すチャンスをくれた場所です。フロント、コーチ、チームメート、そしてファン。すべての方々に感謝しており、一生忘れることはできません。

 友だちもたくさんいます。セイジ(小林誠司)もそうですし、キシダ(岸田行倫)やオオシロ(大城卓三)とはよくバッテリーを組んでお互い理解し合っていました。他にもイオリ(山崎伊織)、アカホシ(赤星優志)、ユアサ(湯浅大)、カズマ(岡本和真)……。ベテランのサカモト(坂本勇人)も素晴らしかったし、タイセイ(大勢)も。挙げきれないほど、みんな素敵なチームメートでした。

 2024年に優勝した瞬間が、一番の思い出です。プレーオフの終盤に投げて、広島の地で優勝を決めたときは本当に信じられないような最高の経験でした。

マイコラスと同僚に…元巨人助っ人同士で「よく情報交換をしています」

 ジャイアンツファンは最高です。日本語が完璧ではないので言葉をすべて理解できたわけではありませんが、いつも大声援で情熱的に、そして敬意を持って応援してくれました。本当に感謝しています。

 ナショナルズで新たにチームメートになった(マイルズ・)マイコラスとは、春季キャンプではロッカーが隣でした。彼もジャイアンツでプレーしてアメリカに戻ってきたという共通点がある。アジアでの経験や住んでいた場所、食事のことなど、よく情報交換をしています。

ナショナルズでチームメートとなったマイコラス【写真:黒澤崇】ナショナルズでチームメートとなったマイコラス【写真:黒澤崇】

 今回、アメリカに戻ったのは、自分と家族にとって何がベストかを考えた結果です。今は子どもが2人います。それに、ジャイアンツで学んだことや自分のボールが、メジャーでどれだけ通用するのかを確かめたかった。

 ナショナルズでは今のところ順調です。フィラデルフィアでの初登板を終え、すべてが良い感覚です。今年の目標は、とにかく健康を維持することです。自分がマウンドに上がるたびに、チームに勝利のチャンスをもたらせるような投球をしたいと思っています。次の登板が楽しみです。

 でも、本音は東京が恋しいですし、ジャイアンツもファンのみなさんも恋しいです。東京ドームでも遠征先でも、みなさんはいつも親切でした。今シーズンもジャイアンツが再び優勝できるよう、しっかりチェックして応援しています。いつかまた、東京に戻る日が来るかもしれません。その時が来ることを楽しみにしています。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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