ボロボロの日本製“廃番グラブ”でGG賞候補 フリマサイトで「日本の女性から買った」…伝えられていない感謝
ミズノ製のグラブを愛用するブルージェイズのアーニー・クレメント【写真:荒川祐史】ブルージェイズのアーニー・クレメント「めっちゃいいんだよ」
ボロボロになったミズノ製のグラブをはめ、大舞台で華麗にゴロを捌く男がいた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表にも選ばれたブルージェイズのアーニー・クレメント内野手が使用するのは、2006年までしか使われていなかったラベル(通称ビッグM)が貼られているグラブ。手に入れた経緯と、感謝を明かした。
「このグラブは、とても自分の手にあっているんだ。めっちゃいいんだよ」
固いポケットはなく、ベンチに置けばもう板のようにぺったんこになるほど、革は薄く柔らかくなっている。黒い革は、背面も捕球面も剥げて白くなりつつある。まさに“ボロボロ”なグラブで、ファンを魅了する華麗なプレーを見せる。
WBC米国代表で活躍したアーニー・クレメント【写真:ロイター】このグラブにはミズノ社が2006年までの製品に採用していた「M」のラベルが貼られている。かつてはイチローや松井秀喜らも使用したが、現行ラベルの2世代前も前のモデルとなる。復刻版以外では手に入れるのが不可能な状態だ。プロの世界、ましてやメジャーリーグで使っている選手は極めて珍しい。
今のグラブを使い始めたのは2024年の6月中旬。もともとミズノのグラブを使っていたが、すぐに実戦で使える別のものが欲しい――。米最大のフリマサイト「eBay」で日本人の女性が出品していた中古品をクリックした。
打撃用手袋をつけ、グラブをはめるスタイル「このグラブのおかげで」
(上野明洸 / Akihiro Ueno)
