大谷翔平の“特別扱い”に敵軍が不満? 球場に漂う不穏な空気…ロバーツ監督はベンチで「激怒」

初回イニング間の準備時間を巡りスプリンガーが球審に確認
【MLB】Bジェイズ 4ー3 ドジャース(日本時間9日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手が見せた二刀流ならではの“特別ルール”を巡り、敵地で不穏な空気が漂う場面があった。8日(日本時間9日)、敵地でのブルージェイズ戦に「1番・投手」で投打同時出場した大谷を巡り、イニング間の投球準備の時間について相手打者が審判に確認するかのような行動を取り、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督もこれに納得できない様子を見せカナダ放送局も注目した。
マウンドでは粘り強い投球を見せた。3回にパスボールも絡んで先制点を許したが、4~5回は3者凡退。6回も先頭に二塁打を浴びるも、後続を断って6回を96球で投げ抜き、4安打1失点で降板した。バットでも初回の初回の第1打席で四球を選んで出塁し、これで2009年のイチロー氏に並ぶ日本人歴代1位タイの43試合連続出塁をマークした。
チームは無念の逆転負けを喫したが、大谷の投打にわたる活躍は素晴らしいものだった。その一方、初回に“ひと悶着”が起きていた。大谷が打者として出塁しイニングを終えた直後、今度は投手としてマウンドに上がるための準備時間が与えられた。当然、大谷は他の選手よりも準備に時間がかかる。
ブルージェイズの地元放送局「スポーツネット」の中継映像では、相手の先頭打者スプリンガーが球審の元へ歩み寄る場面が映し出され、大谷に与えられる時間について確認するシーンが捉えられた。
実況のダン・シュルマン氏はこの光景について「今、打って投げるという立場にあるのは彼だけです」と言及。相手チームが大谷の準備時間に苛立つことがあると指摘した上で、逆にロバーツ監督が相手の行為に対して怒りを露わにしているような様子を伝えた。中継映像には、指揮官が不満げな表情で首を横に振る姿が映っていた。
解説のジョー・シダル氏は「今のあの首の振り方はまさにそれだと思います。『MLBは彼に時間を与えなきゃいけないだろう』という感じだと思います。ロバーツは激怒しているように見えますね」と指揮官の心情を代弁した。シュルマン氏も「普段は本当に穏やかでポジティブな性格のデーブ・ロバーツが、今は、オオタニに与えられている時間について誰かが質問したことに対して苛立っています」と語り、二刀流の特例に理解を示した。
(Full-Count編集部)