佐々木朗希はなぜ打たれるのか 「3Aであれば…」204勝OB指摘、問題パターンの“11/22”

レンジャーズ戦に先発も4回94球、5安打2失点で降板
【MLB】レンジャーズ 5ー2 ドジャース(日本時間13日・ロサンゼルス)
ドジャースの佐々木朗希投手は12日(日本時間13日)、本拠地でのレンジャーズ戦に先発し、4回5安打2失点でメジャー初勝利はならなかった。毎回走者を背負う苦しい投球で降板となったが、地元放送局の実況は「試練に直面します」とメジャーの高い壁を指摘しつつ、「1年を通じて育成します」と今後の成長に期待を寄せている。
毎回走者を背負う苦しい投球となった。初回無死一、二塁のピンチでは3者連続三振を奪い、2回2死二、三塁の窮地も無失点で切り抜けた。しかし、3回先頭のカーターに同点ソロを浴びると、2死一、二塁から勝ち越し適時打を許した。4回もマウンドに上がったが、4回94球を投げて5安打2失点、6奪三振5四球でマウンドを降りた。
前回5日(同6日)の敵地ナショナルズ戦では、5回を投げて2被弾を含む5安打3四球で、日米通じて自己ワーストとなる6失点を喫していた。メジャーの洗礼を浴びた右腕は修正を期して今季3度目のマウンドに上がったものの、最速は98.3マイル(約158.2キロ)にとどまり、制球に苦しんで待望の白星をつかむことはできなかった。防御率6.23となった。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況スティーブン・ネルソン氏は、「打者22人のうち11人が三振か四球でした」と制球の乱れを指摘。解説を務める通算204勝の伝説OB、オーレル・ハーシュハイザー氏は「指標は望んでいないものですが、ドジャースは1年を通じて彼を育成します」と語り、シーズン終盤での飛躍を期待した。
さらにハーシュハイザー氏は、マイナーとメジャーの打者の違いに言及。「3Aであれば無四球だったかもしれません。でも、メジャーリーガーは球を打ち崩し、球数も投げさすことができます。それが、自信に影響するのです。投げるべき球種もぼんやりとしてしまいます」と分析し、世界最高峰の舞台で直面する精神的な難しさを推し量った。
ネルソン氏が「最高の才能をもった選手ですら試練に直面します」と同調すると、ハーシュハイザー氏は投球の精度についても持論を展開。「投球マップ(に表示される球)をもっと集結させないといけないです。3Aでは60%でいいですが、MLBでは8割の割合で正確に投げるか、大きくずらす必要があります。8回は完璧でなければいけません」と述べ、圧倒的なポテンシャルを持つ右腕のさらなる成長を願っていた。
(Full-Count編集部)