IL入り今井達也が激白「苦労している」 グラウンド外での戸惑い…監督「最善尽くしている」

アストロズ・今井達也【写真:ロイター】
アストロズ・今井達也【写真:ロイター】

右腕の疲労で負傷者リスト入りしている

 右腕の疲労のため15日間の負傷者リスト(IL)に入っているアストロズの今井達也投手が、メジャー1年目の“壁”に直面している。環境の変化や過酷な移動などに「自分が思ったよりも苦労している」と、米メディアに本音を吐露。しかし、チームは異国の地で奮闘する右腕に対し、指揮官が他球団の監督に助言を求めるなど、手厚いサポート体制を敷いていることが米メディアの報道で明らかになった。

 全米野球記者協会の会員でキューバ系メディア「Pelota Cubana USA」でアストロズ番を務めるハビアー・ゴンザレス記者は14日(日本時間15日)に自身の公式X(旧ツイッター)を更新。今井が取材に応じる動画を公開した。

 今井はその中で「まあ球数だったり、そういうところじゃなくて、慣れていないっていうところじゃないですかね。うーん、野球もそうですし、野球以外のところでも。全部移動に帯同したりだとか。自分が思ったよりも苦労している部分があるなと感じています」。メジャー特有の環境への適応に苦労している胸の内を明かした。

 この状況を首脳陣も重く受け止めている。地元放送局「KHOU 11 News Houston」のジェイソン・ブリストル記者は、翌15日(同16日)の試合前に行われたジョー・エスパラーダ監督に今井の“悩み”を伝えた。指揮官は 「私たちは話し合ったよ。適応には時間がかかるけど、私たちはできる限りの最善を尽くしている。日程は日本と違うし、ヒューストンに来てから3つの異なる街に遠征している。時間はかかるけど、彼はいずれ適応する」。

 さらに「どうやったら適応を手助けできるか、日本人選手を指揮したことのあるMLB指揮官によく電話をしている。全員『時間がかかる』と答えていた。『(寄り添って)話し合いができる監督になれ。日本と米国では選手と監督の関係性は違う』と言われた。私は選手を鼓舞したり、家族や友人など(プライベートな)話をするのが好きだからね」と、自ら他球団の経験者に助言を仰いでいることを明かした。

チームメートとも良好な関係

 チーム全体も今井を温かく迎え入れている。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」にゲスト出演した米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のアストロズ番、チャンドラー・ローマ記者は、球団の配慮について語った。「スプリングトレーニング中は、英語、スペイン語、日本語、中国語で毎日一言(使えるフレーズを)ホワイトボードに書いていた。クラブハウスでもイマイはチームメートとスムーズに交流できていたし、チームも彼のことを気に入っているようだった」と、良好な関係性を証言した。

 また、登板に向けた準備についても「アストロズもイマイにとても配慮していると思う。彼は先発の前日にブルペンに入るが、MLBではとても風変わりなことだ」と指摘。メジャーの常識とは異なる日本特有の調整法も尊重しているという。異例とも言える手厚いサポートを受けながら、今井はメジャーの舞台へ懸命にアジャストしていく。

(Full-Count編集部)

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