オリ助っ人コンビの進化…首位支える「2.05&10.50」WBC優勝右腕は米時代から改善

オリックスのアンダーソン・エスピノーザ(左)とアンドレス・マチャド【写真:球団提供】
オリックスのアンダーソン・エスピノーザ(左)とアンドレス・マチャド【写真:球団提供】

進化を遂げた先発右腕とブルペンの柱

「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」で初優勝を飾ったベネズエラ代表。その勢いは2026年のパ・リーグにも及んでいる。オリックスではベネズエラ出身のアンドレス・マチャド投手とアンダーソン・エスピノーザ投手がそろって投手陣を支える存在となっている。

 今回は両投手がNPBと米球界で記録した各種指標を基に、それぞれの進化を検証する。ブルペンの中軸としてWBC優勝に貢献したマチャド投手と、防御率と勝利数の2冠も視野に入るエスピノーザ投手が好投を続ける要因を探る。(※成績は4月21日の試合終了時点)

 エスピノーザは来日1年目の2024年から2年連続で防御率2点台を記録し、先発陣の一角として安定した投球を続けている。奪三振率は2024年が7.61、2025年が8.26と向上したが、2026年は7.77と1年目に近い数値となっている。

 一方で与四球率は大きく改善。過去2年間はいずれも3.20台だったが、2026年は2.05と大幅に低下している。これに伴い「K/BB」も3.80まで上昇し、一般的に優秀とされる3.50を上回る水準となった。

 マチャドは2024年は19ホールドポイント23セーブ、2025年は12ホールドポイント28セーブと、リリーフ陣の柱として活躍した。防御率も2年連続で2.30以下を記録し、安定感を発揮している。

 奪三振率は2024年が9.79、2025年が11.06、2026年が10.50と全シーズンで投球回を上回る数値を維持。与四球率も2024年が3.04、2025年が2.60、通算で2.83と一定水準の制球力を示している。K/BBは2025年が4.25、2026年が3.50と2年連続で優秀な水準を記録。2026年は開幕6試合で防御率0.00と完璧な投球を見せている。

 MLBでも2021年から3年連続で40試合以上に登板し、2021年から2年連続で防御率3点台を記録。奪三振率はMLB通算で7.26、マイナー通算で8.21と、NPBよりやや控えめな数値だった。

ベネズエラコンビはオリックスを優勝へ導くのか

 エスピノーザ投手は制球力向上、マチャド投手は奪三振能力向上と、それぞれ異なる方向で進化を遂げた。真逆に近いスタイル転換を成功させた両投手が、日本球界で結果を残している点は注目に値する。

 WBCで優勝を遂げた母国の代表に続き、ベネズエラ出身の両投手はオリックスをリーグの頂点に導くことができるか。WBCでもセットアッパーとして躍動したマチャドと、投手として脂の乗った時期を迎えつつある28歳のエスピノーザ。オリックスが誇るベネズエラコンビの投球は、今後のシーズンにおいても要注目のトピックとなってきそうだ。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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