115億円男、最下位球団に切られる… 米メディアが契約酷評、止まらなかった“転落”

  • MLB
  • 2026.04.24
フィリーズのタイワン・ウォーカー【写真:ロイター】
フィリーズのタイワン・ウォーカー【写真:ロイター】

タイワン・ウォーカー投手は2022年オフに4年総額115億円の契約

 フィリーズは23日(日本時間24日)、タイワン・ウォーカー投手をリリースしたと発表した。2022年12月に4年総額7200万ドル(約115億円)の巨額契約を結んだが、今季は防御率9.13と極度の不振に陥っていた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えている。チームもナ・リーグ東地区の最下位に低迷している。

 同サイトのスティーブ・アダムス記者は同日、「フィリーズはベテラン右腕のタイワン・ウォーカーのリリースを発表した」と伝えた。33歳のウォーカーは契約の最終年を迎えていた。同記者は「契約を結んだ際、驚くほど高額だったと感じた」と当時を振り返っている。

 加入1年目こそ安定した投球を披露した。それでも、記事では「その他の2シーズンは悪夢だった」と指摘している。2024年は83回2/3を投げて防御率7.10と低迷し、「球界で最も生産性の低い投手の1人だった」と厳しく評された。

 今季はさらに状態が悪化した。ここまで22回2/3を投げて25失点、被安打36、11四球と打ち込まれ、奪三振はわずか17にとどまっていた。MLB公式サイトのデータサイト「ベースボール・サバント」によると空振り率は16.8%で、同記者は「空振り率はキャリア最低だった。危険信号だ」と球速や空振り率の低下を懸念。「そして防御率も9.13だったので、フィリーズは諦める以外の選択肢はなかった」と、事実上の戦力外通告となった球団の決断に理解を示した。

 今回のリリースに伴い、ウォーカーは即座にフリーエージェント(FA)となる。他球団に移籍した場合、今季年俸1800万ドル(約28億7600万円)の大半はフィリーズが負担し、その残額は1500万ドル(約24億円)以上にのぼるという。

 一方で、新天地を求めるウォーカーを獲得する球団は、メジャー最低年俸である78万ドル(約1億2500万円)で契約できるメリットがある。かつてシーズン15勝をマークした実績を持つ33歳右腕は、他球団で復活の糸口を掴むことができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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