村上宗隆はトレード放出が「定石」 在籍は残り3か月か…“日本の至宝”を取り巻くジレンマ

Wソックス・村上宗隆【写真:ロイター】
Wソックス・村上宗隆【写真:ロイター】

打てば打つほど…高まるトレード論

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手は24日(日本時間25日)の試合を終えてMLBトップタイの11本塁打を放っている。チームは近年低迷しているホワイトソックス。米メディアはチームに求められる“決断”について詳報。トレードの可能性も指摘した。

 村上は昨年12月にホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億円)で契約。名門チームは獲得を見送る結果となったが、1年目の最初の26試合で11本塁打と、すでに量産体制。一躍球界の注目を集めている。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「ムラカミについて、ホワイトソックスは下すべき決断がある」と特集。チームとしては村上がこれだけ活躍すれば、トレード期限までに強豪球団にトレードで放出し、今後のために有望株を手に入れるという選択肢も浮上する。

「もし彼がこのまま数か月間、効率的な打者であり続けられれば、ホワイトソックスは興味深い立場に置かれることになる。ムラカミが彼ら(チーム)の長期的な計画に含まれているようには感じられない。チームは現在再建中であり、今季の(プレーオフが絡んだ)ハイレベルな争いは期待されていない。来年勝てる保証もない」

 MLBの中でも比較的資金力の少ないホワイトソックスは、これまで1億ドルの契約を結んだ選手は1人もいない。同記事では、仮にホワイトソックスが1億ドルを出すのは「リスクが高い賭け」とし、「前例を破るなら、おそらくエリート遊撃手や中堅手のような、(確実性の面で)より安全な選手に対してのはずだ」と指摘した。

 ホワイトソックスにとっては「プロスペクトや次の勝負期に貢献できる若手と交換でトレードに出すのが常石だ」と指摘した一方で、村上には“日本市場”という特異性もある。「ムラカミの状況はそれよりも少し複雑だ。日本人スター選手と契約するチームにとって、魅力の一部はビジネス面にある」。村上が加入してから、球団SNSのフォロワーは急増。ショップにも村上のユニホームが多く並んでいる。

 記事では「トレードの見返りという面では彼の価値を最大限にする絶好の機会であるが、同時にそれらの収益源を失いファンに不満を抱かせることにつながるだろう」と指摘した。それでも最後には契約延長の可能性は低いと再強調。「これらを総合すると、ムラカミは今後数か月で最も注目すべき興味深い選手の1人になるかもしれない」と伝えた。

 MLBでは活発に行われるトレード。村上が打ち、チームが低迷するほど、放出の可能性はあがっていく。

(Full-Count編集部)

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