議論を呼ぶ大谷翔平の“特別待遇” 米著名記者が猛反論…1014億円契約の代償と恩恵

カブスのカウンセル監督の不満発言から議論が白熱
ドジャース・大谷翔平投手の存在によって適用される“大谷ルール”を巡り、メジャーリーグ内で議論が白熱している。他球団の指揮官から不公平だとの声が上がる中、米名物記者のケン・ローゼンタール氏が「MLBがドジャースに贈り物をしたというものではない」などと持論を展開した。
事の発端は、カブスのクレイグ・カウンセル監督の不満だ。二刀流登録の大谷は投手の登録上限13人にカウントされず、ドジャースは実質14人の投手を運用できる。カウンセル監督が「ひとつのチームにしか当てはまらないのは奇怪だ」と苦言を呈し、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も「オオタニがいればどのチームだってそうなる」と応戦した。
議論が過熱する中、ローゼンタール氏が米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した。「野球においてショウへイ・オオタニにしか該当しないルールがあることは明らかだ」と明言。投手を1人多く登録できる点に加え、「彼が先発投手として降板した後は打者として残れるというものだ」と2つの大きな特例について解説した。
その上で、このルールがエンゼルス時代に採用された歴史に触れている。「彼は当時エンゼルスの一員だった。なので、これはMLBがドジャースに贈り物をしたというものではない」と断言。一部から上がっている特定球団への優遇措置だという批判を一蹴し、あくまで二刀流のパイオニアである大谷の存在に合わせて作られたものであると強調している。
一方で、他球団から上がる不満の理由も代弁している。「私は編成部門のトップと話をしたが、その人はこの2つのルールを組み合わせると4大スポーツの中で最も偏りが発生するアドバンテージになる、と言った」と、現場の切実な声を明かした。「これは、一部のチームが懸念を表明するが他のチームは問題ないと言う類のものなのだ」と分析している。
しかし、最終的にはドジャースが当時最高額の10年7億ドル(当時1014億円)の巨額投資を正当化している。「ドジャースは彼をFAとして契約したときにその贈り物の代金を支払った」と指摘。「どのチームも、彼と契約すれば14人目の投手というその利点を得ると分かっていた」と述べ、「どのチームもオオタニと契約する機会はあった中で、ドジャースが実際にそうしただけのことだ」と締めくくった。
(Full-Count編集部)