大谷しか得られぬ恩恵…浮上した批判「またド軍が有利に?」 米識者の持論「不安に思うことは」

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

ポッドキャスト番組に出演した米専門記者が特例ルールに言及

 ドジャース・大谷翔平投手の存在によって適用される“大谷ルール”を巡り、メジャーリーグ内で議論が白熱している。他球団の指揮官から特定のチームが有利になると不公平を訴える声が上がる中、米国の専門記者が「おそらくもう二度と見ることはないことをしていると、こういうことが起きる」などと持論を展開し、大きな反響を呼んでいる。

 事の発端は、カブスのクレイグ・カウンセル監督がこぼした不満だ。二刀流登録の大谷は投手の登録上限13人にカウントされず、ドジャースは実質14人の投手を運用できる恩恵を受けている。同監督が「ひとつのチームにしか当てはまらないのは奇怪だ」と苦言を呈したことで、特定の球団に対するルールの公平性が問われる事態となっていた。

 議論が過熱する中、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケイティ・ウー記者が、米ポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」に出演した。番組司会のアラナ・リゾ氏が「彼がどのチームにいようが独特のルールが必要だった」と擁護すると、同記者も同調。「ショウへイ・オオタニは唯一無二ですから、特例や彼仕様のものが生まれます」と語った。

 一方で、不公平感を抱く他チームのファン層にも理解を示している。「そこまでお金をかけるという意味では25チームぐらいは契約できないでしょうから」と資金力の差に触れ、「私が他のチームのファンだったら、むかつくし腹を立てる」と同調。「ドジャースはまた有利になるわけ? と思うでしょう」と語り、スター軍団ゆえに大ごとにとらえられると分析した。

 それでも、異次元の二刀流を続けるためには特例ルールは必要だと訴える。「実際に球界で同じことをしている人は誰もいないということから、こうした仕様があることや彼がしていることを続けるためにルールをいじることを理解できないとは思いません」と主張。「私たちはこれを今まで見たことがないので、球界をリアルタイムでこれについて解を見つけているんです」と語気を強めた。

 最後は、球史に残る規格外の活躍ぶりを強調して議論を締めくくっている。「最高の野球選手が、おそらくもう二度と見ることはないことをしていると、こういうことが起きるんです。リーグもこれに順応しなければならないでしょう」と断言。「オオタニが野球のためにしていることからして、大局的に見て不安に思うことはありません」と、特例ルールの必要性を訴えていた。

(Full-Count編集部)

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