驚異65HRペース…村上宗隆が戦う“歴史の壁” ジャッジ&アロンソ超えの実現度は?

ジャッジは2017年に52本塁打→アロンソが2019年に記録更新
ホワイトソックス・村上宗隆内野手が1日(日本時間2日)、敵地でのパドレス戦で今季13号を放った。好調を維持できれば、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の持つア・リーグ記録更新も可能だ。では、果たして“現実度”はどれくらいあるのだろうか。
村上は開幕から3試合連発と衝撃のメジャーデビューを飾った。その後は不振に陥り、24打席ノーヒットを経験。それでも、4月17日(同18日)のアスレチックス戦から球団タイ記録となる5試合連続本塁打を記録した。3・4月に放った12本塁打は球団記録を更新した。この日の一発で、年間65本塁打ペースとなった。
MLBの年間本塁打記録は2001年バリー・ボンズの73本。そしてア・リーグ記録は、2022年にジャッジが樹立した62本となっている。村上は“ジャッジ超え”も視界に捉えているが、アーチの積み重ね方は少し対照的だ。
2022年のジャッジは、実はスロースタートだった。1号が生まれたのは開幕6試合目。3・4月は6本塁打にとどまった。しかし、ここからが凄かった。5月に12発と大暴れ。村上と同じチーム32試合終了時点では12本塁打まで数字を伸ばした。前半戦は89試合で33発。そして、後半戦は68戦29発と鬼のようなペースで積み重ね、最後に不滅の大記録を更新した。
1年目の村上と異なり、ジャッジは当時もすでにスターの地位を確立していた。研究されていてもなお、常に打ち続けていたことに凄みを感じる。村上が“ジャッジ超え”を果たすには、相手球団が必死に探している弱点を攻略し続ける必要がある。
仮にジャッジの62本塁打を更新することが難しかったとしても、別の“ジャッジの記録”を塗り替える可能性はある。ジャッジは2017年に当時のルーキー記録となる52本塁打をマークした。3・4月に10本、6月までに27本のアーチをかけた。オールスターの本塁打競争を経て後半戦に失速したものの、当時の活躍で一気にスターダムを駆け上がった。
そしてこの2年後、ピート・アロンソ内野手(当時メッツ)が53本塁打を放ってジャッジ超えを果たした。村上と同じ32試合時点では9本塁打だったが、アロンソはとにかく安定して本塁打を打ち続けた。「ペースを維持できれば」――は当然、言うは易く行うは難し。日本で3冠王を成し遂げ、シーズン56本塁打を放った偉才のバットに注目が集まる。
(Full-Count編集部)