指名漏れ2度→MLB球団と契約 果てなき夢追う23歳の素顔「英語は喋れません」

ブルージェイズとマイナー契約した金城朋弥【写真提供:ジャパンウィンターリーグ】
ブルージェイズとマイナー契約した金城朋弥【写真提供:ジャパンウィンターリーグ】

JWL参加から米挑戦へ…金城朋弥がブルージェイズとの契約を正式発表

 ブルージェイズとマイナー契約した金城朋弥投手が1日、オンラインで沖縄市長への表敬訪問を行った。2025年に参加した「ジャパンウィンターリーグ(JWL)」でのアピールをきっかけに、2度の指名漏れを乗り越えて掴んだ米国挑戦への決意を語った。

 金城はこれまで2度のドラフト指名漏れを経験している。日本文理大から四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスでプレーを続けたが、昨季は思うような結果を残せず、再起をかけてJWLへの参加を決意した。同リーグの登板で156キロを計測すると、その投球がスカウトの目に留まり、今回の契約へと至った。

 表敬訪問で金城は「小さい頃から使ってきた縁のある球場でアピールできたことは非常に嬉しい」と喜びを口にした。自身の武器を「打者をねじ伏せるパワーピッチング」と分析。さらに「英語は喋れません」と苦笑いで不安も口にしつつ、「向こうで活躍するためには今の倍以上のパフォーマンスが必要。環境に慣れることも大事だが、まずは野球で結果を出すことに集中したい」と力強く抱負を述べた。

オンラインで沖縄市長を表敬訪問した様子【写真提供:ジャパンウィンターリーグ】
オンラインで沖縄市長を表敬訪問した様子【写真提供:ジャパンウィンターリーグ】

鷲崎代表の手応え…示した新たなMLBへのルート

 あわせて、同じ境遇で挑戦を続ける選手たちに向け「一度は結果が出ず苦しんだが、諦めずにアピールすれば必ず誰かが見てくれている。沖縄からでも、どんな境遇からでも努力次第でチャンスは掴めると伝えたい」とメッセージを送った。金城は今後、マイナーリーグから夢の舞台を目指すことになる。

 JWLから初のMLB契約選手輩出を受け、鷲崎一誠代表は「(MLB球団と契約する選手の誕生は)思った以上に早かったが、それだけポテンシャルの高い選手がJWLにいると証明できた」とコメント。「NPBで活躍してメジャーに行くのが王道だが、高卒・大卒からでもメジャーリーガーになれる道があることを、MLBスカウト陣も目指している。今回の契約はそのきっかけになるはずです」と期待を寄せた。

※5月2日午前7時43分に公開した記事内に「金城永亜投手」とあったのは「金城朋弥投手」の誤りでした。また、出身大学で「筑波大」とあったのは「日本文理大」の誤りでした。5月2日午後7時00分、加筆・修正して改めて公開いたしました。お詫びして訂正いたします。

(木村竜也 / Tatsuya Kimura)

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