開幕1か月で貼られた悪童のレッテル ド軍25歳に欠かせぬ成熟「イメージ作りたくない」

ドジャースのダルトン・ラッシング【写真:黒澤崇】
ドジャースのダルトン・ラッシング【写真:黒澤崇】

ドジャース・ラッシングの激しすぎる言動が物議「そんなイメージは作りたくない」

 ドジャースのダルトン・ラッシング捕手は激しすぎる言動を巡り、自身のイメージ刷新に乗り出す。地元紙「カリフォルニア・ポスト」が伝えたもので、「悪童」のレッテルを払拭する考えだ。

 ラッシングのプレースタイルは、人生の半分を捧げたというアメリカンフットボールの影響を強く受けている。「競い方やスイッチの入り方が少し違うんだ」。野球でもグラウンドに出れば、激しい闘争心を隠そうとしてこなかった。しかし、その「熱さ」が今シーズン、数々のトラブルを招いてきたのも事実だ。

 4月18日(日本時間19日)の敵地・ロッキーズ戦後に、ロッキーズによる不正行為の可能性を指摘。21日(同22日)のジャイアンツ・イ・ジョンフとの本塁衝突後には不適切な言葉を放ったとされる映像が拡散された。さらに25日(同26日)の本拠地・カブス戦でも、相手捕手に対して侮辱的な言葉を浴びせ、批判の的となっていた。

 波紋を広げたのが、カブスのニコ・ホーナーによる苦言だ。ラッシングの暴言を間近で聞いていたホーナーは、ラジオインタビューで「その場ではっきり言うべきだった」と不快感を表明。同じ代理人事務所に所属する縁もあり、ラッシングは「わだかまりを解く」ため、代理人を通じてホーナーに連絡を取ったという。

 球団側はラッシングの闘志あふれる気質を高く評価してきた。一方で、デーブ・ロバーツ監督は感情を爆発させるような振る舞いや言動に注意を促した。ラッシングは「相手チームから『悪い奴』だと思われたくはない。自分がどんな選手であるか、フィールドでどれだけ素晴らしいかという理由で嫌がられたい。口にした言葉のせいではなくてね。そんなイメージ(悪童)は作りたくない」と自省した。

 ここまで打率.328、7本塁打、17打点。控え捕手ながらも、好調なバットで存在感を示している。「不振だったらこんなことは話題にもならない。これからも闘争心を持ってプレーし続けることに変わりはない。ただ、このメディア社会において、トラブルを招きかねない振る舞いについては自制できるはずだ」。ドジャースの次代を担う逸材が、精神面での成熟という新たなハードルを乗り越えようとしている。

(Full-Count編集部)

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