横っ飛びキャッチ→ど真ん中送球で見事アウト　オ軍二塁手の超美技に打者愕然

二塁手ビラーが超美技披露、打者ヒーリーはヘルメット叩きつける

　オリオールズの二塁手ジョナサン・ビラーが3日（日本時間4日）、敵地マリナーズ戦で超ファインプレーを見せつけた。

　マリナーズが1点をリードする8回裏。2死一、三塁で打席に立ったのは、マリナーズ5番のヒーリーだった。痛烈な打球はピッチャーの足に当たって大きくイレギュラーバウンド。二遊間を抜けてセンターへ抜けるタイムリーになるかと思われた瞬間、スーパーマンを思わせる横っ飛びジャンプで現れたのが二塁を守るビラーだった。打球を見事グラブに収めると、スクッと両脚で立ち上がり、一塁へ矢のようなドンピシャ送球。打者走者のヒーリーを余裕でアウトに仕留める美技を見せた。

　タイムリーを攻守で阻まれたヒーリーは、まったく間に合わなかった一塁ベースを駆け抜けると、グラウンドにヘルメットを叩きつけて悔しがった。

　これには地元テレビ局「MASN」の実況席も大興奮。実況アナを務めるゲイリー・ソーン氏、解説を務めるジム・パーマー氏は揃って「何というプレーでしょう！」と声を張り上げてスーパープレーを伝えた。

　結局、試合はマリナーズが逃げ切り勝ちを収めたが、オリオールズもこのプレーで存在感を示した。