村上宗隆は「HRバッターなのに」…元監督らがこぞって称賛、100敗チームを変える献身

ホワイトソックス・村上宗隆【写真:ロイター】
ホワイトソックス・村上宗隆【写真:ロイター】

5回に一塁激走で併殺を阻止、バルガスの同点打につなげた

【MLB】Wソックス 9ー8 カブス(日本時間18日・シカゴ)

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手が見せた全力疾走に、地元の解説陣や球団OBから称賛の嵐が巻き起こっている。17日(日本時間18日)、本拠地で行われたカブス戦に「2番・一塁」で先発出場した村上は、9回に二塁打を放ち3試合連続安打をマーク。チームは延長10回逆転サヨナラ勝ちを飾ったが、現地メディアがこぞって評価したのが、5回に見せた泥臭いプレーだ。

 2-4で迎えた5回1死一、二塁だった。村上は二ゴロで一塁へ激走。ゲッツーなら攻守交代だったが、併殺を阻止した。続くミゲル・バルガスの2点二塁打で同点に追いついたことで、村上の走塁は価値ある全力疾走となった。

 地元放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」で解説を務めたのは1980年サイ・ヤング賞のスティーブ・ストーン氏。村上の走塁をこう称えた。

「ムラカミは自分が全力疾走すれば、バルガスに繋げられるということを理解していた。この回を終わらせないために、すべてを出し尽くしたのだ」

 さらに、バルガスの同点打で村上が生還した場面では、興奮気味にこう振り返っている。

「この回を続行させたムラカミの全力疾走を思い出そう。(村上の激走があったからこそ)バルガスは打席に立つことができたのだ」

 試合後のポストゲームショーでも村上の走塁がクローズアップされた。司会者から「リードを許している場面での二ゴロ。併殺なら回が終了していた中での、ムラカミの全力疾走についてどう思うか?」と振られた元ホワイトソックス監督のオジー・ギーエン氏は、チーム全体の姿勢も含めて村上を絶賛した。

「今のこのチームを見た時に、『なんで選手たちは全力プレーをしないんだ? きちっとした野球をしないといけない』なんて不満が出ることはない。全員が全力疾走している。彼はホームランバッターだが、しっかりと(全力疾走で)併殺打を阻止した。全員野球ができている」

 本塁打量産を期待される大砲でありながら、チームの勝利のために泥臭く一塁へ激走する姿勢。3年連続で100敗以上を喫したホワイトソックスは、ここまで24勝22敗の地区2位だ。間違いなく変わろうとしているチームの中心に村上がいる。

(Full-Count編集部)

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