NPB去り5年…元助っ人が35歳で全盛期 驚異の防御率1.51の躍動、掘り起こした大偉業

防御率1.51はメジャー3位…3失点以上の登板はなし
ベテランの域に差し掛かりながらも、全盛期を過ごしている。かつて日本ハムやソフトバンクで活躍し、今季はレイズでプレーするニック・マルティネス投手は、28日(日本時間29日)時点でメジャー3位の防御率1.51をマーク。35歳にして新境地に到達した。
35歳のマルティネスは今年2月にレイズと1年1300万ドル(約20億円)の契約を結んだ。メジャーリーグ基準では格安に入る金額だが、低予算で編成しているレイズにおいては最高年俸だ。少なくない重圧もあるはずだが、契約額以上の働きを開幕から見せている。
11試合に先発して4勝1敗、リーグ2位の防御率1.51。計6登板でクオリティスタート(6イニング以上を投げて自責3以下)を記録し、3失点以上は1度もない。奪三振率5.43と球威自体は平凡ながらも、老獪なピッチングで凡打を量産している。
地元紙「タンパベイ・タイムズ」は35歳にして覚醒した右腕の秘密に迫った。マルティネスは自身の登板中のイニング間、ベンチをひたすら動き回り、同僚たちにジョーク交じりの野次を飛ばすという。「とにかく動き続けるのが好きなんだ。その方が試合に集中できる。座り込んで自分の考えに沈むのは嫌なんだ。そこは危険な場所だからね」とメンタル的な利点を語り、さらに動くことで筋肉が硬くならない効果もあるそうだ。
投球の構成自体は以前と変わらない。大きく変化したのは、早いカウントから積極的に攻める姿勢だという。マルティネスも「自分の攻撃的な姿勢、マインドセットを非常に誇りに思っている」と自信を深め、また投手コーチらとのコミュニケーションも奏功したという。
同メディアによると、開幕10先発を続けて自責点2以下に抑えた投手としては、マルティネスが1900年以降で最高齢だという。35歳にして飛躍を遂げた右腕。自身初のオールスター選出にも期待がかかる。
(Full-Count編集部)