「どうやって??」 エ軍左腕の“超ロングバックトス”に称賛の声「素晴らしい」

エンゼルスのアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】
エンゼルスのアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】

ヒーニーがバント処理で「全体的に素晴らしいプレー」

 エンゼルスの先発左腕、アンドリュー・ヒーニー投手が4日(日本時間5日)の敵地レンジャーズ戦で“超ロングバックトス“を披露した。俊足の打者をアウトに仕留める美技に、米テレビの解説者も「素晴らしい」と絶賛。エンゼルスも公式ツイッターで動画を紹介している。

 1点リードで迎えた3回だった。無死一塁の場面で、レンジャーズのデシールズがバントを試みた。打球は高く上がってしまったものの、一塁線の絶妙な場所に飛んだ。一度はボールを見上げてしまったデシールズは慌てて走り出し、一塁へと俊足を飛ばした。

 エンゼルスは一塁マルテ、捕手アルシア、そして、投手のヒーニーが打球を追うも、ほぼ一塁ファウルライン上でバウンド。やや本塁寄りの位置で、一塁ベースまではまだかなりの距離があった。しかし、真っ先に駆け寄ったヒーニーはグラブでボールを掴むと、すぐに持ちかえて左手でバックトス。一塁ベースカバーに入った二塁手フレッチャーへのノーバウンド送球となり、ギリギリでデシールズをアウトに仕留めた。

 塁間は約27.4メートルあるため、14メートルの距離はあったと思われる“超ロングバックトス”。試合を中継していた「FOXスポーツ1」では、解説を務めていた元ソフトバンク右腕のC・J・ニコースキー氏が「一体彼はどうやって捕球したのでしょう」と声をあげ、実況も「分かりません。全体として素晴らしいプレーでした」と振り返った。

 その後、リプレー映像で確認しながら、ニコースキー氏は「彼がデライノ・デシールズに当てなかったのが素晴らしいです。フレッチャーは集中して反対側からボールを見ることができました。このプレーを見ると、フレッチャーはデライノ・デシールズの右側にいましたが、左側で捕球しました。とても素晴らしい集中力と良い守備でした」と、ヒーニーだけでなくフレッチャーにも感心した様子で話した。

 このプレーの動画をエンゼルスの公式ツイッターも紹介。ファンからは「冗談だろ」「素晴らしいプレー。フリップとキャッチの両方とも」と称賛の声があがった。しかし、ヒーニーはこの試合、4、5回と2点ずつを失って6回4失点で9敗目。自らの美技を白星につなげることができず、エンゼルスも2-4で敗れた。

【動画】「どうやって??」 エ軍左腕が見せた約14メートルの“超ロングバックトス”に米ファン驚愕

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