大谷翔平の無安打投球でも続投なし… ド軍ロハスが語った降板判断の背景と真意

「ノーヒット投球中の投手が交代させられることを選手たちはどう受け止めるのか」
ドジャースのミゲル・ロハス内野手が、今季5勝目を挙げながら6回無安打で降板した大谷翔平投手について言及した。地元スポーツラジオ局「97.1 The Fan LA」に出演し、ノーヒットノーランの可能性が残る中での交代について自身の考えを語った。
大谷は5月27日(日本時間28日)の本拠地ロッキーズ戦で先発し、6回99球を投げて無安打1失点、7奪三振の快投を披露。今季5勝目を挙げ、防御率も0.82まで向上させた。一方で、ノーヒット投球を続けながら6回でマウンドを降りたことも話題となった。
番組内で司会者から「ノーヒット投球中の投手が交代させられることを選手たちはどう受け止めるのか」と問われたロハスは、「この球団では、もう個人的な栄誉を追い求めている選手はいない。みんな勝つことしか気にしていない」と強調した。
さらに、大谷本人の状態についても言及。「ショウヘイは自分の投球内容にかなり不満を感じていた。四球や序盤からストライクが入らなかったこと、6回の時点で球数が多くなっていたことから、本人はそんなに良い登板だったとは思っていない」と説明した。
その上で、「あの球数や、彼がこれまで経験してきた数々の試練を考えれば、昨日ショウヘイが完投してノーヒットノーランを達成できたとは考えられない」と持論を展開した。
ロハスは大谷の特別な存在感にも触れ、「ショウヘイは普通のアスリートとは違う。僕たちは彼がチームにいてくれて本当にうれしいし、球団やフロントも彼を大切にしたいと思っているはずだ」とコメント。ノーヒットノーラン達成への期待を認めながらも、「昨日は彼が続投するのに適した状況だったとは言えない。ノーヒットノーランが、シーズン終了までショウヘイに健康でいてもらうことよりも重要だとは思わない」と語った。
37歳のロハスは今季限りで現役引退し、引退後は選手育成部門の役職に就く予定と明かしている。その言葉からは、歴史的快挙よりもワールドシリーズ制覇、そして大谷の健康維持を優先するチームの考え方がにじみ出ていた。
(Full-Count編集部)