大谷翔平は「手放しでCY賞最有力」 殿堂入り名投手が“確信”「失点してない、以上!」

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

殿堂入りの名投手スモルツ氏が大谷を絶賛「最も偉大な選手」

 ドジャースの大谷翔平投手が、かつてメジャーを席巻した伝説のマルチアスリートたちを超える「史上最高」の評価を手にした。通算213勝、154セーブを挙げ殿堂入りを果たしているジョン・スモルツ氏が、米スポーツ局「FOXスポーツ」のアナリストを務めるベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組「Flippin’ Bats with Ben Verlander」にリモート出演。異次元の活躍を続ける大谷について熱弁を振るった。

 番組内でバーランダー氏は、スモルツ氏がかつてNFLとMLBを掛け持ちした伝説の二刀流選手、ディオン・サンダース氏とチームメートであり、同じくマルチアスリートとして知られたボー・ジャクソン氏との対戦経験があることに言及。その上で「誰が最も偉大な選手か」と問いかけた。

 スモルツ氏は、サンダース氏やジャクソン氏の驚異的な身体能力に敬意を表しつつも、大谷に軍配を上げた。

「ディオンやボーについては、もう少し長く(二刀流を)続ける姿を見られたらよかった。彼らがしたことは並外れていたが、我々のスポーツ(野球)において、ショウヘイがしていることをした選手はかつていなかった。だから、彼を答えにしないことは難しい」

 さらに、シカのような俊足と圧倒的なパワーを誇ったジャクソン氏らと比較しながらも、「ジャクソンはそのプレーの代償として体を痛めたが、ショウヘイにはまだその悪影響は出ていない。彼の(二刀流の)賞味期限、これだけのレベルで続けていることには目を見張るものがある」と、その驚異的なタフさと持続力を称賛。「私は史上最高の選手にショウヘイ・オオタニを推す」と断言した。

 また、今季の大谷はマウンド上でも圧倒的な数字を残している。シーズン序盤、スモルツ氏は「大谷は防御率より打率が低くなる可能性がある(それほど防御率が良いという意味)」と予想していたが、現在の大谷は防御率0点台と、まさにその言葉を証明するクレイジーな投球を続けている。

 バーランダー氏から「これほどのことを想像できたか」と振られると、スモルツ氏は「彼の才能は誰の想像をも超える」と脱帽。「一世一代の打者である彼が、今年は打つこともできる偉大な投手になっている。最近は打撃の調子も上がってきたし、自信をつけているのが見て取れる。なんてこった、今すぐ彼にトロフィーをあげちゃいなさい」と興奮気味に語った。

 さらに議論は規定投球回数に達していない大谷のサイ・ヤング賞の可能性にも及んだ。ここまで6勝を挙げ、防御率0.74の好成績。クリストファー・サンチェス投手(フィリーズ)らとの比較を問われたスモルツ氏は、持論を展開した。

「今現在は、細かい部分を見ずにおけば、投球回数とスタッツのいくつかが近い限り、防御率が0.7いくつか(0点台)ならば、私の意見では手放しでCY賞の最有力候補になる。ERA+(球場やリーグの環境を考慮した防御率の指標)だとかあれこれを引っ張り出す人がいるだろうが、結論として、彼は失点していないんだ。以上!」

 球史を知る殿堂入り右腕をも完全に虜にしている大谷。異次元の投打二刀流は、現役レジェンドたちからのリスペクトをさらに強固なものにしている。

(Full-Count編集部)

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