大谷翔平が迫る「13」の歴史的価値 比較対象はルースだけ…掘り起こす100年前の偉業

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

打者としてWAR2.4、投手では2.8をマーク

 ドジャース・大谷翔平投手は今季も二刀流で大活躍。一時は打者として不調だったが5月下旬からは状態を上げ、7日(日本時間8日)時点でOPSリーグ1位に立った。投手としても防御率0点台をマーク。地元放送局では、大谷が迫る“歴史的な領域”についての議論が白熱していた。

 7日(同8日)に本拠地で行われた、エンゼルス戦の5回第3打席を迎えた場面だった。試合を中継した地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況ジョー・デービス氏は「この1か月ほどで打率.420と当たっている」と大谷の好調ぶりを紹介。さらに防御率や出塁率でトップに立っていることに触れ、勝利への貢献度を示す指標であるWARが歴史的なペースで推移していると強調した。

 デービス氏は「すでに5を超えており、最終的には13を超えるペースです」と説明。昨年のリーグトップが8.1(フィリーズのクリストファー・サンチェス)だったことと比較し、1920年以降でこの数字を上回ったのは1923年のベーブ・ルースただ一人だと語った。誰も成し遂げていない領域に踏み込もうとしている姿に、かつての英雄の軌跡を重ね合わせた。

 歴史的な歩みに対し、放送席では熱を帯びたやり取りが交わされた。解説を務める通算204勝のオーレル・ハーシュハイザー氏が「歴史的瞬間を目撃しているのだと思い出させてくれますね」と感嘆すると、デービス氏も「毎日見ていることを正しく認識するのは難しいことです」と語り、日々の活躍がすでに常軌を逸していることを強調した。

 さらにハーシュハイザー氏は「野球に対して先に謝っておきますが、ベーブ・ルースですら彼の域には達していなかったと思います」と断言。「運動能力やオオタニが対峙している現代の対戦相手は、当時の世界クラスのアスリートたちよりはるかに優れています」と続け、現代のメジャーで無双する大谷を史上最高と評価した。

(Full-Count編集部)

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