大谷翔平からプロ初弾→逆転3ラン 苦難乗り越えた伏兵に監督絶句「言葉が出ない」

  • MLB
  • 2026.06.11
逆転弾を放ったパイレーツのタイラー・コーリハン【写真:黒澤崇】
逆転弾を放ったパイレーツのタイラー・コーリハン【写真:黒澤崇】

昨季は重傷でシーズン終了…コーリハンが衝撃の1試合2発

【MLB】パイレーツ 9ー8 ドジャース(日本時間11日・ピッツバーグ)

 パイレーツのタイラー・コーリハン外野手が10日(日本時間11日)、本拠地で行われたドジャース戦で衝撃の活躍を見せた。4回に大谷翔平投手からメジャー初本塁打を放つと、8回には逆転3ランをマーク。昨季は重傷でシーズン終了を余儀なくされた25歳の大暴れに、ドン・ケリー監督も「言葉が出ない」と目を丸くした。

 まずは4回だった。大谷が投じた速球を捉えると、右翼席へ運ぶメジャー初本塁打。さらに2点を追う8回には、無死一、二塁で右腕カイル・ハートのチェンジアップを振り抜き、右翼席へ逆転3ランを叩き込んだ。チームは最大5点差をひっくり返して逆転勝利を収めた。

 試合後、地元放送局「スポーツネット・ピッツバーグ」のインタビューに応じたケリー監督は、開口一番「タイラー・コーリハン。アンビリバボー」と絶賛した。

 指揮官は「外野経験が少ないうえ、昨年は外野守備で負傷してしまった。そして戻ってきて右翼手として出場した。最初の本塁打はアメージングだった。そして逆転の3ラン。あれは……とてつもなかったね」と感激した様子で振り返った。

 さらに「今夜のような、これほど印象的なメジャー初本塁打と第2号本塁打を見たことがあるか?」と問われると、「ないよ。特に1試合2発というだけでもすごいのに、2本目は逆転打だった。しかも最初のホームランはオオタニから放って、その後8回の大事な場面でもう一発だ。言葉が出ないよ」と称賛を惜しまなかった。

 コーリハンは2019年ドラフト3巡目でレッズ入り。今年3月にカイル・ニコラス投手とのトレードでパイレーツへ移籍した。昨年5月にはレッズでメジャーデビューを果たしたものの、外野フェンスに激突して左前腕を骨折。3度の手術を受けてシーズン終了となる苦難を味わった。その直後には第1子も誕生している。

 ヒーローとなった本人も喜びを隠さなかった。大谷から放った記念の一発について「彼が他の左打者相手にどう攻めているか、なんとなく見えていた。速球を低めに多く投げていたから、少し高く浮いた球が来れば打てると思っていた。それが2打席目に入った時のプランだった」と明かした。

 ベースを回る際の心境については「もちろん興奮していた。でも結局は同じ野球だよ。彼は本当にいい投手だし、対戦する機会を得られたことに感謝している。アメージングだった」と振り返った。

 さらに8回の逆転3ランについては笑顔を浮かべながら「グレートだったよ。チームメートも興奮していた。バントサインが出なかったから、試合に影響を与える機会を得た。幸運にも高めにチェンジアップが来て、仕留めることができた」と語った。

 マイナー通算445試合でOPS.738を記録してきた25歳。重傷から復活した苦労人が、大谷からのメジャー初アーチと逆転弾という忘れられない一夜を演出した。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY