西武レジェンドの現在地 やっと出た中村剛也らしさ…1軍昇格に必要な条件、“嬉しい誤算”が与える影響
プロ25年目を迎えた西武・栗山巧(左)と中村剛也【写真:加治屋友輝、栗木一考】中村剛也は「1本感覚を掴んだら出続けるタイプ」
西武の同期入団コンビ、栗山巧外野手と中村剛也内野手は現在、2軍で調整する日々が続いている。栗山は2026年シーズンを「締めくくりの1年」と位置付け、中村剛は今季いまだに1軍登録はない。プロ25年目を迎えた2人のベテランを、首脳陣はどのように見ているのだろうか。
中村剛は5月23日のロッテ戦から6月11日の巨人戦で6試合に出場するも、この期間は無安打と沈黙した。小関竜也2軍監督は「1度コンディションというか、体調を軽く崩した時があって、そこから少し、動きというか打撃どうこうというよりも体幹の動きとかがちょっと戻りきっていなかった」と明かした。
赤田将吾2軍野手コーチは無安打の期間について「アウトの内容がゴロアウトが多かった。外野フライでアウトになっている分には、まだ“よしよし”と思えるんですが、打球が上がっていなかったので」と分析する。
現役最多の481本塁打を放っている中村剛也【写真:小林靖】稀代のスラッガーゆえに「中村に関しては、やっぱり大きいのを打たないと。レフト前とか単打を重ねたからって『よし1軍に呼ぼう』とはなりにくい」と語る。それでも「彼は1本感覚を掴んだら(長打が)出続けるタイプなので」と“きっかけ”さえあれば、あっという間に長打を量産すると断言する。
この取材の翌日、中村剛は13日のファーム・リーグの中日戦(カーミニーク)で豪快な4号満塁弾を放った。7試合ぶりの快音で復調を予感させた。
【ファーム】
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— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) June 13, 2026
栗山は1軍に約1か月「若手にいい影響を与えていた」
そして昨年オフの契約更改で、2026年を「締めくくり」と公言した栗山である。
開幕を2軍で迎え、4月18日に1軍昇格を果たしたが、5月25日に出場選手登録から外れ、再び2軍での日々を過ごしている。栗山について小関監督は「1軍に上がる前も良かったですし、まあ上ではずっと代打だったので、そこで結果が出る出ないっていうのはわからないですけど、(2軍に)落ちてきてからも、変わらないスタンスでずっとやっています。状態的には悪くないと思いますよ」と言及。ファームで打率.346(6月13日時点)を残している。
栗山は1軍で10試合に出場し、いずれも代打で9打数1安打の打率.111と結果は出せなかった。しかし、赤田コーチは「1軍にいるときに試合に入っていく姿勢や準備の部分ですね。クリ(栗山)は今まで通りなんだけど、やっぱり若手にいい影響、刺激を与えていたという報告は受けています」と評価。存在そのものがチームの戦力だ。
試合勘を維持する意味で2軍で調整を続けているが、“嬉しい誤算”が生まれた。
(湯浅大 / Dai Yuasa)
