大谷翔平、第2子誕生が「いいタイミング」のワケ 専門家納得…“奇跡”が生む爆発の予感

新井宏昌氏が“大谷ファミリー”に気遣い
【MLB】ドジャース 6ー5 オリオールズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
心身ともに大きな意味を持つ“休養”だ。ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたオリオールズ戦を「育児休暇」のため欠場した。打線の核を欠いた状況でもチームは9回に劇的な逆転サヨナラ勝ち。グラウンド内外で明るい話題に包まれた。
昨年4月、真美子夫人との間に第1子となる長女が誕生した際にも、「父親リスト」に入り一時的にチームを離脱。今回は第2子出産に伴うもので、現役時代にNPB通算2038安打を放ち、MLBにも詳しい野球評論家・新井宏昌氏は「まずは母子ともに健康であってほしい」と気遣った上で「大谷選手は非常にモチベーションが上がる状況」とさらなる活躍を期待する。
「最近はホームランを量産しているし、状態的には悪くないです。これから何かのきっかけで1試合の中で複数のホームランが出てもおかしくない状況にあります。1人目が誕生した昨年も活躍しましたし、いい方向に動いていくのは間違いないと思います」
家族の存在は大きな励みになる。責任感が増し、気合いが今まで以上にみなぎる状況は「おめでたいことですし、気持ちがガラッと変わることもあります」と新井氏は話す。自身の経験も踏まえ「選手は家族のためにも頑張っている部分があります。家族が増えると『もうひと踏ん張りしよう』と自分自身にねじを巻くような状況にもなる」と説明した。
エンゼルスと違い、ドジャースは「球団の管理が中心」
投打二刀流としてフル回転しているため、今回の育児休暇は、精神面とともに肉体的な面でもメリットが見込まれる。今季13号を放った11日(同12日)のパイレーツ戦では「左膝の炎症」の影響で代打を送られて途中交代。16日(同17日)のレイズ戦で15号を放ったが、17日(同18日)の同カードは投手に専念した。
左膝に不安が残る状態のため「いいタイミングで休養が取れたのではないでしょうか」と“恵みの休養”でリフレッシュにもなったのではないかと推察する。「一時は疲れているなと感じる時期もありましたし、今回は膝の不安が感じられる状況でしたので、うまい具合に休養できたと思います」。
2023年までのエンゼルス時代との違いにも触れ「エンゼルスでは、どちらかと言えば大谷選手の意向が尊重されていたように思います。ドジャースは状況に応じて『休みなさい』としっかり球団の管理が中心になっている」と解説。「疲労をためない、いい方法で進めていると感じます」と続けた。
本格的に投手復帰を果たした今季は、投打で3年連続の世界一を目指すチームをけん引している。大谷は6月を得意にしており、今年も投げては2勝、打っては5本塁打と上昇気配。新たに加わる家族の存在が、ますます二刀流の勢いを加速させそうである。
(尾辻剛 / Go Otsuji)