山本由伸から“逆質問” 約30秒に詰まった「え!」…久々の再会で見せた素顔、変わらぬ気遣い

オリオールズ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】オリオールズ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

変わらない山本由伸の“魅力”…「フワーっとしてない?(笑)」

 いつもの“山本由伸”が、そこにはいた。ドジャースの山本由伸投手は20日(日本時間21日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発登板し、6回3失点で降板。今季14試合目の先発マウンドで11度目のQS(クオリティー・スタート)を記録するも打線の援護がなく、8勝目はお預けとなった。

 大勢の日米メディアに囲まれる“18番”は、どんどん遠い存在になっていく。メジャー移籍2年目の昨季はワールドシリーズで3勝0敗、防御率1.02でMVPに輝いた。古巣オリックス時代からの躍動を見届けているが、27歳の“素顔”は全くと言っていいほど変わらない。

 この日は敗戦投手になってしまったが「自分の中でこれまで10年近く(プロの世界で)やってきたので、そういう時の対策だったりは何個かあります。うまくいく時もあれば、甘い試合ではないので、うまくいかない時もあります。睡眠だったり食事だったり、生活の基本的なところを乱さないことがまずは1つかなと思います」と真剣な眼差しで言葉を紡いだ。

 囲み取材が終わると、ふと目が合った。「え! びっくりした……! いつ来たんですか? 今日? 昨日?」。

 記者は19日(同20日)の同戦から、今季初めてメジャー取材班に合流。登板前日とあり“挨拶”は控えていた。

 さっと伸ばした右手で肩をタッチしてくると「ちゃんと見えてます?」。次の瞬間には、目の前で手を振りながら「(時差ボケで)フワーっとしてない?(笑)」と表情を崩した。オリックス時代と比べて、メジャー生活で変わったと思わされるのは、ボディランゲージの数だ。

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

 登板後は体のケアやリフレッシュ時間の“休養”に充てるため、この日は30秒ほどの会話だったが「今回はボストン(出張に)行かないんですか?」と古巣時代の同僚、吉田正尚外野手(レッドソックス)を気遣うシーンもあった。

 去り際には「いつまで(米国出張)ですか? またゆっくり話しましょ!」。クラブハウスを出る頃には、魅力たっぷりのスマイルが戻っていた。世界最高峰の舞台に立っても、自然体こそ彼の持ち味だ。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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