80億円“不良債権”のはずが…大谷と並ぶ8勝目 昨季15敗の屈辱も、球団史に名を刻む完全復活

  • MLB
  • 2026.06.25
ロッキーズのアントニオ・センザテーラ【写真:ロイター】
ロッキーズのアントニオ・センザテーラ【写真:ロイター】

ロッキーズ・センザテーラがシーズン8勝目、勝ち星では同僚の菅野智之、大谷翔平らに並んだ

 ロッキーズのアントニオ・センザテーラ投手が24日(日本時間25日)、本拠地で行われたレッドソックス戦で今季8勝目を挙げた。3点ビハインドの7回から2番手として登板し、2イニングを無安打無失点の完全投球。チームの逆転勝利を呼び込み、球団史に名を刻む白星となった。

 センザテーラは3-6の7回にマウンドへ上がると、打者6人を完璧に封じて2回2奪三振。流れを引き寄せると、打線は7回に同点、8回に勝ち越しに成功した。31歳右腕は今季8勝目を手にし、オールスター前に救援投手として8勝を挙げた球団史上初の投手となった。

 現在の快進撃からは想像もつかない苦難の数年間だった。2021年オフにロッキーズと5年総額5050万ドル(約80億円)の大型契約を結んだが、2022年に左膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、2023年には右肘のトミー・ジョン手術を受けた。

 復帰した昨季も苦戦が続き、30試合(23先発)で4勝15敗、防御率6.65。大型契約に見合わない成績から厳しい評価を受け、「不良債権」とまで呼ばれる存在になっていた。

 しかし救援に回った今季は復活。ここまで23試合に登板して8勝0敗、防御率2.13と好成績を残している。8勝は菅野智之に並びチームトップだ。

 さらにメジャー全体でも、ドジャースの大谷翔平、ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーと肩を並べる勝利数。日本国内で狂気的な人気を誇る31歳が、不良債権から今や球団記録を塗り替える完全復活を遂げている。

(Full-Count編集部)

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