物議醸す大谷翔平への“要求拒否”「見栄えのいいものではない」 元恩師の愛ある提言

25日ツインズ戦の2回に大谷のチャレンジ要求をラッシングが“拒否”
恩師の愛ある苦言だ。ドジャースの大谷翔平投手とダルトン・ラッシング捕手の間に生じたチャレンジ拒否騒動が波紋を広げている。24日(日本時間25日)のツインズ戦で、マウンドの大谷の要求を若手捕手が拒否する場面があり、現地で物議を醸した。これに対し、エンゼルス時代の恩師であるジョー・マドン氏が米番組内で言及し、過剰に騒がれている現状を一蹴している。
問題のシーンは、2回1死二、三塁のピンチで起きた。大谷が低めへのスイーパーを投じてボールと判定された直後、ABSチャレンジを求めた。しかし、バッテリーを組むラッシングは首を振って拒否。大谷は自らの感覚を信じてチャレンジを要求し、判定は見事にストライクへと覆った。この一幕に地元放送局も困惑し、中継内には不穏な空気が漂っていた。
この騒動に対し、かつて大谷を指揮したマドン氏が米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」で持論を展開した。同氏は解決策について「ショウヘイとダルトン、投手コーチ、そして監督が一緒に部屋に集まって、『これについてきちんと話し合おう』と言うだけ。それ以上複雑にする必要はない」と言及し、内部での話し合いで済む問題であると主張した。
続けてエンゼルス時代に大谷に対して、マット・オルソン内野手への敬遠指示をするも、大谷は不満気味に指を振って反応したエピソードを回顧した。「試合後に彼とオルソンの対戦成績を調べてみると、14打席くらいで10三振を奪っていた。彼はわかっているんだ、ショウヘイは自分が何をしているのか分かっていたということだ」と語り、大谷の研ぎ澄まされた感覚の鋭さを実感した体験を振り返った。
大谷への絶対的な信頼を踏まえ、若手捕手に対して「だから、捕手のやるべき事もより簡単になる。ただ彼についていけばいい」と力説した。さらに「私なら2人を部屋に呼び、この件について淡々と話すだろう。もちろん、この件はショウヘイに任せるのが良い。彼はそうした対応が非常に上手い」と語り、大谷のコミュニケーション能力を高く評価して一任する構えを示した。
その上で、過熱するSNSでの反響に疑問を投げかけた。「見栄えのいいものではない。それについては否定はしない。しかし、本来受けるべき以上の注目を集めている。こういうことは、昔ならロッカールームで対処されていたような話だ」と指摘。相次ぐ議論はソーシャルメディアが生み出したものとし、「みんなで彼と話し合えば、それで全て解決するだろう」と締めくくった。
(Full-Count編集部)