大谷翔平の権利に「どうすることもできない」…HR王が本音 敵軍ファンが感じる“裏切り”

大谷は最多のファン投票でオールスター選出が確定
【MLB】フィリーズ 5ー4 メッツ(日本時間29日・ニューヨーク)
ドジャースの大谷翔平投手は、7月14日(日本時間15日)に行われるオールスターゲームにナ・リーグの指名打者として先発出場することが決まっている。ファン投票で圧倒的な支持を集めた裏で、開催地を本拠地とするフィリーズのカイル・シュワーバー外野手がスタメンを逃したことについて、地元メディアは複雑な心境を報じている。
今年はフィリーズの本拠地、シチズンズバンクパークが舞台となる。大谷は1次投票となる「フェーズ1」で334万1257票を獲得し、両リーグを通じて最多得票で6年連続の選出を果たした。各リーグの全ポジションを合わせた中で最多得票となった選手2人は、2次投票の「フェーズ2」を待たずに先発出場が決まる規定となっており、大谷は早々にスタメンの座を射止めた。
これに悔しさをにじませているのがフィラデルフィアのメディアだ。「On Pattison」は、シュワーバーが7月に入る前に30本塁打に到達し、メジャー全体でも断トツの数字を残していることを強調。バイロン・バクストン外野手、ハンター・グッドマン捕手、ヨルダン・アルバレス外野手が25本塁打で大差の2位タイだと指摘した。シュワーバーのOPS.962も、アルバレスとフアン・ソト外野手に次ぐ3位の好成績であり、「ある意味、シュワーバーはナ・リーグの先発DH確実であるべきだと感じる。だが、彼はそうはならない」と嘆いた。
記事では、シュワーバー本人のコメントも紹介。「競い合い、という意味では当然気にするが、ああいうことは自分ではどうすることもできない」と吐露。それでも「先発できたら粋だったが、あちらにもかなりいい野球選手がいることは明らかで、彼が先発する。どうしようもないし、自分がどうこうできるものではない。自分は今後もただ、チームの勝利を助けられる方法を見つけ続けたい」と、大谷に敬意を表しつつ前を向いた。
地元ファンの熱狂ぶりを考慮し、同メディアは「オオタニはホームファンのブーイングを耳にすることになるのは、ほぼ確実だ。シュワーバースタメンの期待が裏切られたと見られているので、ブーイングはさらに大きくなるだろう」と予想。一方で、「防御率1.58に加えて出塁率.412のオオタニをけなそうとするのはばかげている」と、二刀流の圧倒的な成績も冷静に評価している。