過熱する“大谷vsシュワーバー”論争 米識者の「タフな決断」…「オオタニの方が少し優れる」理由

フィリーズのカイル・シュワーバー(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター、黒澤崇】
フィリーズのカイル・シュワーバー(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター、黒澤崇】

シュワーバーは走者ありの状況で打率.305、OPS1.206と打ちまくる

 ドジャース・大谷翔平投手とフィリーズのカイル・シュワーバー外野手による、ハイレベルな指名打者争いに注目が集まっている。米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト「トーキン・ベースボール」では、両者の成績を比較して熱い議論が交わされた。最終的には、大谷が「少し優っている」と評価された。

 両者は今季のオールスターゲームのスタメン出場をかけてしのぎを削った。大谷はファン投票の第1段階で両リーグ最多得票を集めて先発出場を決めたが、シュワーバーは昨年に引き続き今季もアーチを量産。同番組の司会を務めるジェイク・ストリアレ氏は「DHの争いはシュワーバー対オオタニだ」と切り出した。

 成績を細かく見ると、大谷は走者がいない場面で打率.293、14本塁打を記録している。一方のシュワーバーは走者なしで打率.223、16本塁打となっている。ストリアレ氏は「一般的な指標ではオオタニの方が少し優れている。カイル・シュワーバーにも魅力がある。裁判官、どうお考えですか?」と問いかけた。

 番組で裁判官の格好をしたジェームズ・オブライエン氏は「恐ろしいほど僅差の争いだ。OPS(大谷とシュワーバー共に.935)はほぼ一緒」と説明。「シュワーバーが大きく引き離しているのは、ランナー有りの時のOPSだ」と状況別の強さを指摘した。「打点マシンなんだ。DHの選手でランナー有りで打てないのであれば、役立たずだ」と称賛した。

 大谷は走者ありの場面では、打率.287、4本塁打36打点、出塁率.407、OPS.876をマーク。一方でシュワーバーは打率.305、14本塁打39打点、出塁率.444、OPS1.206と“好機”で強い。オブライエン氏は「チームが手助けを必要としている時、彼は自分の仕事をしているということだ」と言及した。

 それでも「出塁率とランナー無しの活躍でショウヘイ・オオタニを選ぶ。毎試合活躍しているし」と大谷に軍配を上げた。「本当にタフな判断だ。裁判官として最もタフな判決だと思う」と締めくくった。

(Full-Count編集部)

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