大谷翔平の左膝の水は「今後も溜まる恐れ」 専門医が見解「1度損傷すると治らない」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

東京北医療センターの望月智之医師…膝に「水が溜まる」とはどういうこと?

 ドジャースの大谷翔平投手は12日(同13日)、前半戦ラストとなったダイヤモンドバックス戦を終え、左膝の水を抜く治療を受ける。デーブ・ロバーツ監督が明かしたが、東京北医療センター整形外科・科長の望月智之医師は半月板損傷の可能性を指摘し、その場合は「今後も膝に水が溜まる恐れは考えられる」との見解を示した。

 正式な診断名が発表されていないため、あくまで一般論となるが「左膝の水を抜くということは、半月板損傷などがある可能性があります」とコメント。「水が溜まるスポーツ傷害としては、半月板損傷や軟骨損傷があります。大きな怪我をしていないので、靭帯損傷の可能性は低いと思います」と重症ではないとした。

 実際に大谷は左膝の違和感で先発登板を回避した10日(同11日)のダイヤモンドバックス戦で今季21号。この日のダイヤモンドバックス戦でも22号を放つなど“元気”な姿を披露している。

 大谷は2019年に左膝の分裂膝蓋骨の手術を受けているが、望月医師は「この手術の影響で膝のなかに水が溜まることはないと思います」と関連性を否定した。そもそも「膝に水が溜まる」という症状は「炎症によって過剰な関節液が滑膜から分泌される状態のことで、普通(の生活)では起こらないです」と解説する。

「あくまで推測ですが、小さな半月板損傷などがあり、それによって炎症が生じて過剰な関節液が溜まっているのだと思われます。何も無くて過剰な関節液が溜まることはありません」
 
 今回、水を抜いたとしても「また溜まるのが一般的です」という。「走ることが一番負担になっているのだと思います。あれだけ投打で膝を酷使すれば、そうもなると思います」。走塁面での影響を示唆している。

「半月板や軟骨は1度損傷すると手術しても完全には治らないので、今後も膝に水が溜まる恐れは考えられます」。大谷はこの先の野球人生で“膝の水”と付き合っていくことになるのか。プレーへの影響面も含め、懸念材料となりそうだ。

(湯浅大 / Dai Yuasa)

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