引退覚悟からド軍で227HR 戦力外→消えた情熱…ドラマのような逆転劇、明かされた真相

2017年の開幕前に戦力外となり一時は引退も覚悟
ドジャースのマックス・マンシー内野手が、米YouTubeチャンネルの番組に出演して過去の苦悩を明かした。“事実上の戦力外”からロサンゼルス移転後の球団歴代3位となる本塁打を放つ大砲と成長した軌跡を告白している。
マンシーは4月に1試合3発を放ってLA移転後の歴代本塁打数3位に浮上し、後半戦初戦でもゲリット・コール投手から逆転2ランを叩き込み、227本のアーチを積み上げている。さらに、ワールドシリーズ制覇も3度経験した。しかし、2017年の開幕前にアスレチックスを放出され、一時は引退を覚悟していたという。
番組内で司会のクリス・ローズ氏から、どん底にいた当時の心境を聞かれると、「あの頃は、気持ちの上では、もう野球は終わりというところに到達していた。“野球をプレーすること”への愛がなくなっていた」と赤裸々に語った。「2週間ほど家のソファに座って野球を一切見ない生活をしているうちに、その気持ちをようやく受け入れられるようになった」と、選手としての終わりを覚悟していたようだ。
しかし、しばらくして再び野球の試合を見たことで「もう一度チャンスをもらいたい」と奮起した。同年にドジャースとマイナー契約を結ぶと、当初は2Aスタートを告げられたという。「最高だ、誰も自分に期待していないぞ。彼らは僕にプレーするチャンスだけくれて、僕を幸せな気持ちにしてくれる」。結果的に3Aで開幕し、2018年にドジャーデビュー。同年は35本塁打&OPS.973とブレークした。
「ずっと自分に言い聞かせていたのは『野球を楽しみ、競い合い、勝つためにここにいるんだ』ということ。個人成績は全く気にしないようになった」とマンシーは語っている。楽しむことだけを考えた結果、すべてが好転し始めたという。引退の危機を乗り越えた大砲は、今も野球への愛にあふれたプレーでファンを魅了し続けている。
(Full-Count編集部)