巨人戦力外→DeNAで“初登板”「食うか食われるか」 元ドラ1右腕が育成契約から歩む復活ロード

広島戦に登板したDeNA・馬場皐輔【写真提供:産経新聞社】
広島戦に登板したDeNA・馬場皐輔【写真提供:産経新聞社】

馬場が3年ぶり白星、チームは86日ぶり3位浮上

■DeNA 4ー3 広島(8日・横浜)

 ついにCS進出圏内へ突入だ。DeNAは8日、本拠地・横浜スタジアムで行われた広島戦に4-3でサヨナラ勝ち。ヤクルトを抜き5月14日以来86日ぶりの3位に浮上した。

 3-3の同点で迎えた延長12回、先頭の筒香嘉智内野手が、逆方向の左翼席へ10号ソロを放ち試合を決めた。また、昨季限りで巨人から戦力外通告を受け、新天地のDeNAで支配下選手に昇格したばかりの馬場皐輔投手が今季初登板。2イニングを無失点に抑え、阪神時代の2023年8月12日・ヤクルト戦(京セラドーム)以来、3年ぶりの白星を挙げた。

 馬場は「しびれる場面でしたが、食うか食われるかの世界なので、負けずに腕を振ることを大事にしました」と興奮気味に振り返った。

 宮城・仙台育英高、仙台大を経て、2017年ドラフト1位で阪神入り。2021年にはリリーフで自己最多の44試合に登板し、3勝0敗10ホールド、防御率3.80をマークした。2023年オフに現役ドラフトで巨人へ移るも、2年間でわずか9試合登板(0勝0敗)に終わり戦力外に。その後、DeNAに育成契約で入団すると、7月30日に支配下登録を勝ち取り、8月7日に1軍昇格を果たした。

 支配下登録に伴い背番号は「96」に変更されたが、この日は新しいユニホームが間に合わず、育成時代の「115」で登板。それでも本人は「ベイスターズのユニホームを着られていること自体が幸せです」と感慨深げだった。

 同点の11回に8人目の投手として登場し、まずは3者凡退。12回も続投し、2死一、二塁のピンチを背負ったが、佐々木泰内野手を145キロのスプリットで空振り三振に仕留め、その裏のサヨナラ劇につなげた。

 プロ9年目の31歳右腕は、幸先良くDeNA移籍後初登板・初勝利をマーク。「(巨人を)戦力外となった自分に声をかけていただいたので、これからもチームに貢献できるように、緊張感と責任感を大事にやっていきたいです」と思いを新たにした。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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