先発0勝8敗も…千賀滉大はなぜ救援で“復権”した? コーチが分析した「唯一の違い」

8月は3試合連続セーブなど5試合で防御率0.00
メッツの千賀滉大投手が16日(日本時間17日)、本拠地で行われたナショナルズ戦で1点リードの9回を締め、3セーブ目を挙げた。今季先発として0勝8敗と苦しんだが、救援転向後に“激変”。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が取り上げた。
同メディアのウィル・サモン記者の記事では、注目すべき選手の1人として千賀の名前が挙げられた。「(右肩の張りで負傷者リスト入りしたデビン・)ウィリアムズはシーズン終了前の復帰を目指しているものの、金曜日(14日=同15日)には、いつ投球を再開できるか分からないと話した。その間、センガは2度のセーブ機会をいずれも成功させており、(先発の時と比べて)フォークボールと速球をより多く使っている」。
今季先発としてスタートした千賀は、勝ち星なしの8敗。防御率は8.66だった。しかし8月は3試合連続セーブなど5試合で防御率0.00と復権を示している。同メディアは「1イニングを投げるリリーフとして、速球の平均球速が97.3マイル(約156.6キロ)に達している。これは先発として苦戦していた2か月前と比べて、1マイル(約1.6キロ)以上も速い。またリリーフとしては、ストライクゾーンの際どいところを狙って投げることが少なくなっている」と分析する。
またホセ・ロサドブルペンコーチが「私が見ている(先発時との)唯一の違いは、自分がやっていることを楽しんでいる選手になっていることだ」と語ったことを紹介。「今彼がやっていることによって、チームに貢献できると感じている。(リリーフは先発より)考えることが少なくなる。それは、以前の彼にとって悪影響を及ぼしていたように感じる部分だ。コウダイは、その瞬間がやるかやられるかの勝負だと分かっている」と話した。
今後の課題として「NPB時代まで遡った先発投手としてのキャリアで、基本的に中6日で登板してきた。メッツはまだ2試合連続で起用したことはないものの、アンディ・グリーン監督は、今後は(連投も)させるつもりだと話している。リリーフとしてのセンガがどんな投手なのかについては、チームもまだ手探りの段階にある」と準備面の適応を挙げた。
「彼(千賀)はすごくうまくやっているよ」とロサドコーチ。「最初の何回かは、彼が準備できるように、こちらから少し早く連絡する必要があった。でも今は、私としては彼に時間がない状況のほうが好きだ。考えることが少なくなるからね。そういう状況になると、彼が勝負モードに入ったのが分かるんだ。今のところ順調だよ」と信頼を口にした。
(Full-Count編集部)