千賀滉大がリリーフに転向したワケ メッツの思惑…“初黒星”に指揮官が見せた意外な反応

Wソックス戦に登板し、サヨナラ弾を浴びたメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
Wソックス戦に登板し、サヨナラ弾を浴びたメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

千賀に期待されるリリーフ、メッツ番記者が伝えた可能性

【MLB】Wソックス 2ー1 メッツ(日本時間24日・シカゴ)

 メッツの千賀滉大投手は23日(日本時間24日)、敵地でのホワイトソックス戦にリリーフ登板。同点の9回にマウンドに上がるも、ピーターズに9号ソロを許しサヨナラ負けを喫した。MLB公式サイトのメッツ番アンソニー・ディコモ記者は、アンディ・グリーン監督代行のコメントを紹介。痛恨の“失敗”となったが、「センガは今まで経験していなかった連投を経験できた」と指揮官の前向きな見解を紹介した。

 打線が9回に同点に追いついた直後、千賀は4番手として登板。先頭のマイドロスは三ゴロで1死を奪ったが、続く左打者のピーターズに、ボール先行のカウント3-1からの154キロ外角速球をバックスクリーン方向に運ばれた。打球がフェンスを越えると、千賀は悔しさを滲ませマウンド上で呆然。8月のリリーフ転向後、初の被弾だった。

 リリーフ転向後初の黒星となる今季9敗目を喫したが、指揮官は敗戦の事実より、「彼(千賀)にとっては、それ(連続登板)を経験し、実際にこなせたことは良かった」とリリーフとしての適応過程を重視。「全体的に見ると、センガは今まで経験していなかったこと(連投)を一つ経験できた。それは我々にとって良いことだ」と、ブルペン陣の選択肢が広がることを期待した。

 グリーン監督代行は続けて「今日起きたことよりも、もっと大事なのは、『ここから数日間、彼がどう感じるか』ということだ」と指摘。「月曜日(24日、同25日)は休養日なので、連投の機会を与えるには、今回は非常にいい日程だった。これからは、彼がどう感じているかを確認していく。今は結果に落胆していると思うが、我々にとっては一歩前進だ」と、試合前から頭にあったプランであることを示唆した。

 メッツはクローザーを務めるデビン・ウィリアムズが、8月に右肩の張りで故障者リスト(IL)入り。ディコモ記者によると、ウィリアムズは9月に復帰する見込みで、千賀が9回を担うのは一時的なものと見られている。ただ、球団は千賀に2027年以降、試合終盤を担う場面での登板も期待しており、現状はリリーフとしての適性を見極めているとの見方が強い。この日の連投もその一環と見られる。

 千賀は8月からリリーフに転向。10日(同11日)のブレーブス戦でメジャー初セーブをマークするなど、好投を続けていた。今季は先発投手としてスタートし、勝ち星なしの8敗で防御率も8点台と低迷していたが、リリーフとなり復調の兆しを見せているだけに、今後の起用法に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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