織田翔希から「5秒で寝てたぞ(笑)」 受けた“ツッコミ”…甲子園V捕手が明かす合宿の裏側

智弁和歌山・山田凜虎(左)と横浜・織田翔希【写真:加治屋友輝】
智弁和歌山・山田凜虎(左)と横浜・織田翔希【写真:加治屋友輝】

甲子園準決勝で対戦した“ライバル”が高校日本代表で共闘

 9月7日から台湾(台北)で行われる「第14回 BFA U18アジア選手権」に向け、高校日本代表は28日、横浜市内で練習を行った。夏の甲子園で大会最速の156キロを計測した横浜(神奈川)・織田翔希投手(3年)がブルペン入り。その球を受けた智弁和歌山の山田凜虎捕手(りとら、3年)は「今まで受けたことがない球で感動しました」と目を丸くした。

 山田は智弁和歌山で守備の要・4番を務め、同校5年ぶり4度目の甲子園制覇に貢献した。激闘を終えて間もないが、今度はアジアの頂点を目指す戦いに挑む。「休む暇もなく合宿に来ましたが、レベルの高いチームでプレーできて幸せです。ワクワクした気持ちでいっぱいです」と興奮を隠せない。

 織田とは21日の甲子園準決勝で対戦。3回に直球を捉えて三塁線を破る同点二塁打を放ち、その後の勝利につなげた。1週間前は敵として対戦した2人だが、今度はバッテリーとして共闘する。

「真っ直ぐは低めから伸びて勢いがあり、変化球のキレもすごかった。甲子園の時は疲れもあったのだと思います。今日は本当に生きている球で、日本を代表する投手だと実感しました」。打席で見た球とブルペンで受けた球の印象はまるで違ったという。

高校日本代表に選出された山田凜虎(左)と織田翔希【写真:神吉孝昌】
高校日本代表に選出された山田凜虎(左)と織田翔希【写真:神吉孝昌】

同部屋の織田から“ツッコミ”「5秒で寝てたぞ(笑)」

 27日に始まった事前合宿では寝食を共にしながら連携を深めている。山田と織田は同部屋で、「食事の時から投手陣とはよく話します。織田とは部屋が一緒なので、夜も野球の話をしたりテレビを見たりして過ごしています」と明かす。

 山田は高校入学以来、体作りの一環として睡眠を重視してきた。普段から午後9時にはスマートフォンを預け、午後10時には就寝する習慣を徹底している。

 合宿初日も「織田とも『早く寝ようね』と話しました」と予定通り午後10時にベッドに入った。すると翌朝、織田から「5秒で寝てたぞ(笑)」と“ツッコミ”を受けたといい、苦笑いを浮かべた。

 29日の「侍ジャパンU-18壮行試合」では大学日本代表と対戦する。智弁和歌山の先輩で今秋ドラフト上位候補の青学大・渡部海捕手(4年)と相まみえる。「『壮行試合楽しみにしてるわ(笑)』と、LINEが来ました。自分たちがどこまで通用するのかをしっかり学ばせてもらって、大会で生かせるようにやっていきたいと思います」と気を引き締めた。

(神吉孝昌 / Takamasa Kanki)

RECOMMEND