居場所なき韓国最強クローザー 7億円契約もほぼマイナー暮らし…2度目の“事実上の戦力外”

マイナー111登板で防御率5.02、10セーブ、WHIP1.44
ツインズは28日(日本時間29日)、ウォーカー・ジェンジンス外野手のメジャー昇格に伴う40人枠の調整として、韓国人右腕のコ・ウソク投手をDFA(事実上の戦力外)にしたと発表した。“韓国最強クローザー”とも呼ばれた男が、渡米後2度目の“戦力外”となった。米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」は、コ・ウソクの現状を分析している。
現在28歳のコ・ウソクは今季、タイガース傘下でスタート。7月に契約内の譲渡条項を発動してツインズへ移籍し、待望のメジャーデビューを果たしたものの4イニングで自責点4と乱れた。移籍前のタイガース傘下3Aトレドでは27回2/3で防御率2.60と安定していたが、ツインズ傘下3Aセントポール移籍後に暗転した。
“デビュー戦”では登板前のグラブチェックで粘着物質が発見されたとし、1球も投げずに退場処分に。その後、異議申し立てを行って10試合の出場停止から8試合に軽減されたが、いきなりケチがついた。9回1/3で自責13、防御率12.54、WHIP2.14と炎上続き。与四球率は23.4%に達し、同メディアは「こうした制球の乱れという弱点が彼をロースター枠から押し出す決定打となったようだ」と見ている。
KBO(韓国プロ野球)のLG時代には2022年に42セーブを挙げてタイトルを獲得するなど、通算139セーブを記録。「MLBトレード・ルーマーズ」は「KBOでは優秀な救援投手だったが、北米へ渡って以降は戦力となれていない」ときっぱり。2024年1月にパドレスと2年450万ドル(約7億円)で契約して渡米したが、同年5月にマーリンズへ移籍し、すぐにDFA。結局、2年契約の間にはメジャーに昇格できず。マイナーでは111登板で防御率5.02、10ホールド10セーブ、WHIP1.44という成績にとどまった。
トレード期限が過ぎているため、数日以内にウェーバー公示される手続きがとられる。過去にマイナー移籍(アウトライト)を経験しているため、ウェーバーをクリアした場合はFAを選択する権利を有する。昨オフに韓国メディアの取材に応じた際は“出戻り”を否定していたが、果たしてコ・ウソクは今後どこでプレーするだろうか。
(Full-Count編集部)