西武・栗山巧が引退会見「実感がわかない」…630人のファン同席 中村剛也に感謝「特別なチームメート」

引退会見を行った西武・栗山巧【写真:荒川祐史】
引退会見を行った西武・栗山巧【写真:荒川祐史】

個人ファンクラブ会員も見守った引退会見、西武一筋25年の現役生活に区切り

 西武の栗山巧外野手が30日、東京都内で引退会見に臨んだ。ライオンズ一筋25年、生え抜き選手として歴代最多の2151安打を記録した誇り高きバットマンが、引退への胸中を明かした。この日、本拠地で行われる楽天戦が引退試合となる。

 神妙な面持ちの栗山は「いよいよこの日がきたという気持ちと、それでもまだ実感がわかないという気持ちが入り混じっています」と心境を吐露。ラストシーズンと決めて臨んだ今季については「1軍に参戦したときは必ず打ってやるという気持ちをもってやっていましたし、チームの勝利に貢献できるようにやってきました」と語った。

 25年目の今季は、1軍出場は10試合にとどまり、2軍で若手選手とともに汗を流した。「2軍での日々は学びが多くて、これから1軍を目指す若手と一緒にやれたのは僕の財産になりました」と後輩たちに感謝。栗山と同じ1983年生まれの中村剛也内野手については「特に会話はしていないけど、一緒にドラフトで入ってきて気付けば25年同じユニホームでプレーして、当たり前の存在ですけど、特別なチームメートだと思います」と、現役を続けるうえで励みになったと明かした。

 この日、午後5時からベルーナドームで行われる楽天戦は引退試合として開催。試合終了後には引退セレモニーが実施される。西武のユニホームで迎える最後の試合については「今できる最高のプレーを感謝とともに出したいと思います」と意欲を見せた。

 栗山のファンクラブ「TEAM PR1DE ~栗山巧 OFFICIAL FANCLUB~」の会員約630人も会場で見守るなど、ファン同席となった異例の引退会見。9月3日に43歳を迎えるベテランが感謝と引退を決意した思いを語った。

 昨年11月24日、契約更改を終えた栗山が「私、栗山巧は2026年シーズン、僕自身の25年目を迎えるシーズンで、締めくくりのシーズンとさせていただくことを報告します」と表明。今季、ベルーナドームの左翼席を埋めるファンはプレーボール直前に、1軍にいようがいまいが栗山の名前が書かれたオレンジ色のタオルなど「栗山グッズ」を一斉に掲げるなどしてレジェンドへの敬意を示していた。

 2001年ドラフト4位で育英高から入団。勝負強い打撃と類稀なる選球眼、飽くなき向上心をもって着実に成長。2005年に2桁本塁打をマークするなど、同期入団の中村剛也内野手とともに一気に中心選手となった。

 2008年に最多安打(167本)を獲得。ベストナインは4度受賞するなど「ミスターレオ」とも呼ばれ、ファンから愛されている。今季は10試合の出場で打率.111にとどまっていた。ここまで通算成績は2322試合で7761打数2151安打の打率.277、128本塁打、914打点の85盗塁を記録している。

【実際の様子】引退会見で“神妙”な表情が続くも…栗山が笑顔を見せた瞬間

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