引退の石川雅規、最後に感謝した“相手”「時にはキツいことも…」 示した野球選手としての矜持

会見の最後を自ら制し「メディアの皆さんありがとうございました」
現役引退を表明したヤクルトの石川雅規投手が2日、都内での会見の最後に、報道陣へ深い感謝を語った。司会者が終了を告げた直後、自ら「ちょっと良いですか」と遮って伝えた感謝の言葉。最後まで笑顔を絶やさず、周囲を気遣い続けた“小さな大投手”の矜持が詰まった瞬間だった。
会見と撮影を終え、司会が閉じようとした瞬間、石川は「ちょっと良いですか」と遮った。詰めかけた報道陣を見渡し、「メディアの皆さん本当に長い間ありがとうございました。皆さんが取り上げてくださるからこそ、僕らは野球を頑張れます」と感謝を届けた。
一方で「時にはキツいことも書かれましたけど(笑)、それも含めて僕は野球選手だと思います。今後ともスワローズをよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました」と深々とお辞儀した。
2001年の入団から167センチの体で神宮のマウンドを守り、新人から24年連続勝利のプロ野球記録を樹立した左腕。故障に苦しんだ今季は8月27日の巨人戦が最後の登板となり、「あのゲームで踏ん切りをつけることができたと思ったので決めました」と引退を決断。ヤクルトへの並々ならぬ愛情は、最後まで一貫していた。
今後やりたいこととして「何も気にせずお酒を飲みたいです笑」と笑顔を見せるなど、会見は終始、石川らしい温かさに包まれた。188勝194敗、27完投、1787奪三振、防御率3.94を記録した。時に受ける厳しい論調をもプロの宿命として受け入れ、メディアへ敬意を払い続けた。
(Full-Count編集部)