巨人後任人事の現実 待望論か復帰説か…代行体制下で伸びた若手戦力託せる指揮官像

松井秀喜氏の待望論、高橋由伸氏の復帰か…白紙の現状
巨人の来季の指揮官は、まだ決まっていない。阿部慎之助監督が5月に辞任し、橋上秀樹コーチが代行としてベンチを預かってきた。チームはマジック18としている首位の阪神を2.5ゲーム差で追い、若い選手が試合に出て伸びている。後任には、伸びた戦力の前後を知る人物が必要だ。ファンの注目や声は、日ごとに大きくなっている。
阿部前監督が5月に家庭の問題で辞任。1月のスタッフミーティングで掲げた若い選手の育成と勝つことの両立という方針は、橋上代行が引き継いだ。その結果、浦田俊輔内野手や佐々木俊輔外野手、石塚裕惺内野手らが台頭してきた。
後任は、現有戦力をそのまま引き継ぐことになる。だから交代の前と後、両方の状況を知っている人物が望ましいだろう。伸びた選手がどこから来て、どこまで来ているか。突出した主力はいないから、来季も育てながら勝つしかない。橋上代行を含む今の首脳陣は、同じ戦い方を5月から続けている。
一方で、このような状況だからこそ、チームとファン、そして球界に明るい話題を提供できる存在も必要という見方もある。
監督候補の名前はOBを中心に挙がる。松井秀喜氏を望む声は根強いが、監督の経験はない。高橋由伸氏は2016年から3年間指揮を執った。原辰徳氏は3度の在任でリーグ優勝9回、日本一3回を挙げた。桑田真澄氏は2軍監督として2025年のイースタン・リーグを80勝44敗で制したが、昨季限りで退団。いまは球団に在籍していない。そのため復帰の交渉にも時間が必要となる。
阿部前監督には、辞任から約2週間後に復帰を求める13万人分の署名が届いた。ファンの声も実績も、球団は無視できない。東京ドームには今夜も多くのファンが詰めかける。だからこそ、来季の指揮官には、いま伸びている選手の前後を知り、育てながら勝つ覚悟を持てる人物が求められる。
(Full-Count編集部)