“HR強奪”のタッカーに指揮官が本音「彼の打撃に不満」 本人も自虐「ヒットを打てないなら」

ドジャースのカイル・タッカー【写真:黒澤崇】
ドジャースのカイル・タッカー【写真:黒澤崇】

ロバーツ監督が会見で言及したタッカーの好守

【MLB】ドジャース 7ー5 ナショナルズ(日本時間7日・ロサンゼルス)

 ドジャースのカイル・タッカー外野手は「6番・右翼」で先発出場。打撃では4打数ノーヒットに終わったが、右翼守備ではホームラン性の打球を好捕するビッグプレーを見せた。試合の行方を左右した“HRキャッチ”は多くの称賛を集めたが、デーブ・ロバーツ監督は“意外な”反応。「見たことがなかった」と本音を口にした。

 1点ビハインドで迎えた8回、先頭フォードの打球は右翼方向への大飛球となった。ギリギリでフェンスを超えると思われたが、タッカーがフェンス際でジャンピングキャッチ。最後は左手を大きく伸ばしグラブに入った打球を逃さなかった。マウンド上のミラーは手を叩いてタッカーに感謝。MLB公式サイトのデータサイト「ベースボール・サバント」によると、メジャー4球場で本塁打になっていた打球だった。

 試合後、記者からタッカーのHRキャッチについて聞かれたロバーツ監督は「ノー。見たことがなかったよ。今年ずっとこういうシーンを見られていなかったからね」と軽い“皮肉”から話を切り出した。ただ、すぐに切り替えると「いいプレーだったよ。依然、本人も私たち全員も彼の打撃に不満を抱えているが、守備であのプレーを披露してくれた。あのプレーが試合を左右したかもしれない。大きなプレーだった」と称賛の言葉を並べた。

 タッカー本人も「かなりいい当たりだった。僕は後ろに走って、なんとか打球に追いつけるように全力を尽くして、最後はジャンプして捕ることができた」と自画自賛したプレーだった。一方で「もっと打ちたいけどね。でも、自分がヒットを打てないなら、その分、相手のヒットを奪えばいい」と自虐。4年2億4000万ドル(約374億円)の契約でドジャース入りするも、結果を残せない日々が続いていたが、勝利への執念を感じさせる好プレーは、明日以降の活躍を期待させるものだった。

【実際の様子】「見たことがなかった」ド軍監督が称えたタッカーの衝撃“HRキャッチ”

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