大谷翔平が握る“絶対的権利” 1015億円契約の価値…監督、ド軍編成を超えた領域

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

米番組「D-Fish & Decker」で元メジャーリーガーのデッカー氏らが議論

【MLB】ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間9日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は左膝、右腕、首周辺に違和感を抱え、直近6試合で5試合を欠場している。7日(日本時間8日)に復帰した際には、以前と同じく1番打者だったことに批判の声も少なくなかった。これに対し、元メジャーリーガーのコディ・デッカー氏らが米ポッドキャスト番組で持論を展開。7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を結んだスターが誇る存在感と、起用法を巡る意思決定について興味深い議論が交わされた。

 米放送局「97.1 The Fan」の番組「D-Fish & Decker」が7日(同8日)に更新され、パドレスなどで活躍したデッカー氏が大谷の1番起用やチームでの立ち位置について言及した。「ショウヘイ・オオタニが望むことがそのまま実現する。あのクラブハウスで最も大きな力を持っている人物です。監督と編成本部長を含めた中でもです」と語り、ロバーツ監督やフリードマン編成本部長以上の決定権を握っていると分析した。

 大谷が無理やり要求を押し通しているわけではないと前置きした上で、デッカー氏は「最終決定を下しているのはドジャースではなくショウヘイ・オオタニです」と強調。デッカー氏によると、大谷のこうした意思決定の背景には、専属トレーナーや栄養士、マメの専門家などからなる「Team ショウヘイ・オオタニ」と呼ぶ独自の巨大サポート体制があるといい、専門家らの助言をもとに大谷自身が判断を下しているとの見方を示した。

 さらに、契約内に球団幹部の離脱によるオプトアウト権利(キーマン条項)が含まれている点にも触れ、強固な信頼と対等な関係性を説明。今季の投手復帰見送りも本人の意向が尊重された結果であり、デッカー氏は「10月のポストシーズンまでに打者として本来の姿に戻れるほど健康な状態になれるか」と、終盤戦に向けたコンディションを案じた。

 大谷は復帰戦後に行われた囲み取材で、今季の投手復帰を事実上断念すると話した。一方で一夜明け、ロバーツ監督は来季以降も二刀流でプレーすると明言。10年7億ドルの契約は今年で3年目。ドジャースとの関係はまだまだ続く。日々、両者は最善の形を模索しながら勝利を目指していく。

(Full-Count編集部)

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