スクーバルが9勝目 移籍後最長8回途中2失点快投、94球に込めた2つの「プライド」

レッズ戦に先発したドジャースのタリク・スクーバル【写真:ロイター】
レッズ戦に先発したドジャースのタリク・スクーバル【写真:ロイター】

移籍後最長7回1/3を投げて4安打2失点好投

【MLB】ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間9日・ロサンゼルス)

 ドジャースのタリク・スクーバル投手は8日(日本時間9日)、本拠地のレッズ戦に先発し、移籍後最長となる7回1/3を投げて4安打2失点、5奪三振と好投し、今季9勝目を挙げた。接戦を制したチームは6連勝を飾り、地区優勝マジックを「7」に。「勝利は勝利。どんな勝ち方でも関係ない。自分の仕事はできる限り長く、最善を尽くしてチームを試合にとどまらせること。10点差でも1点差でも勝てればそれで十分だ」と声を弾ませた。

 スクーバルは2回まで無失点と順調な立ち上がりを見せたが、2点リードの3回、デラクルーズに左中間へ同点2ランを浴びた。しかし、4回と6回は併殺打に打ち取るなどテンポの良い投球でレッズ打線に反撃を許さなかった。8回途中で降板するまで94球を投げ、5奪三振2四球、4安打2失点で防御率は2.84となった。

 試合後、責任イニングを果たしたスクーバルは「先発投手の最大の仕事は、マウンドに立つたびにチームに勝機を与えること、そしてできる限り多くのイニングを消化すること。そこには大きなプライドを持っている」と納得の表情を浮かべた。最近のブルペン陣の活躍に触れ、「リリーフ陣は素晴らしい仕事をしてくれていた。今回は僕が恩返しできて良かった」と話した。

 この日はフォーシームを修正して臨んだと明かし、「『標的に向かって投げる』のではなく『標的を突き抜けるように投げる』意識を持った。言葉にすると小さな違いだが、感覚的に大きな違いがある」と好投の要因を説明。まだ発展途上と強調しつつ、「自分本来のリズムに乗りきれていない部分もあるが、明日起きたときに今日より良い自分になれるよう努力し続ける」と前を見据えた。

 デーブ・ロバーツ監督も「非常に効率的で、果敢に打者に向かっていた。初球からそれが表れていて、97~98マイル(約156~158キロ)の球速を試合を通して維持していた。そのおかげで手早くアウトを重ね、効率よく8回まで投げてくれた」とサイ・ヤング賞左腕の投球を称えていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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