大谷がIL入り、指揮官は540秒間で何を語った? 落胆、繰り返した自信…15日間が変える“未来”

試合後、取材に応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後、取材に応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

PSが開幕なら大谷は打線に入れるも…

【MLB】ドジャース 14ー1 レッズ(日本時間10日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が15日間の負傷者リスト(IL)に入ることが決まった。デーブ・ロバーツ監督が9日(同10日)の本拠地・レッズ戦後の報道陣の取材で明らかにした。大谷のIL入りはエンゼルス時代の2023年9月以来3年ぶり、ドジャース移籍後では初。ロバーツ監督が約9分間の会見で語った内容は以下の通り。

――試合を振り返って。
「あのような形で打線が爆発できたのは良かった。もちろんヨシノブは素晴らしく、7回を効率よく投げてくれた。また、トミー(エドマン)をスタメンを出したが途中で休ませることができ、同じくテオ(ヘルナンデス)も(試合途中で)休ませることができて良かった。そしてタック(タッカー)が活気を見せ、ムーキー(ベッツ)も最近の好調を維持してくれてる。打線全体として素晴らしい内容だった」

――大谷について不透明な状態だが、打線が活気づいてきた。
「もちろんショウヘイがラインナップにいる方がチームとして遥かに強力なのは分かっている。しかし、彼が不在だからこそ、他の選手たちがその穴を埋め、より一層集中するという側面もある。実際にそれが見られたし、ウィル(スミス)が自分の仕事を果たし、キケ(ヘルナンデス)が入って役割を全うし、トミーも素晴らしい。皆でお互いをカバーし合えている。今夜マックス(マンシー)に本塁打が出たのも良かった」

――デポーラのマイアミ遠征の帯同を受け、それに伴う選手の動きは。
「ああ、ショウヘイをILに入れる。ショウヘイ、医師、トレーナー陣と話し合った結果、これが最善の選択だ。できる限り先送りにしようと試みたが、ホスエ(デポーラ)を昇格させる。彼は金曜日に指名打者としてメジャーデビューする予定だ。ショウヘイに関しては、この15日間で休んで、一度リセットして状態を上向かせようというものだ。ポストシーズンで最高のパフォーマンスを発揮してもらうためだ」

――チームに帯同しないというか
「(ILに入れるので)彼は遠征には同行しない」

――日々の活動は中断か
「ウェートやコンディショニングなどは別として、スイングに関しては(影響を受けている箇所の)状態を落ち着かせるために2~3日は完全に休ませるつもりだ。まずは体をしっかり休ませ、そこから(焦らず)ゆっくりに強度を上げていく。今はそのための時間があるわけだから」

――100%までどれくらい回復できる?
「非常に高い。もし明日がポストシーズンの試合なら、彼は打線に入っているだろう。だからこそ、今から2週間(14日間)という時間を確保できるわけだから、それはかなりの時間だ。今日よりもはるかにいい状態になっているだろう。100%の状態にはおそらくならないだろうが、シーズンの最後と(その先)を戦う上で十分な状態になっているだろうと、私は確かに考えている」

――IL入りのきっかけは。
「出場させたり休ませたり両方を試みてみた。皆で話し合い、『金曜日や土曜日の状態はどうなるか?』を、我々が話し合った際、医師やトレーナー陣とも話をして、大幅に改善するだろうという確証が得られなかった。そのため、(出場させるかどうかという)考えを一旦外すことが最善策だと思えた」

レイズ戦を欠場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
レイズ戦を欠場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷に代わって逸材デポーラが昇格…山本の投球は「素晴らしかった」

――デポーラの起用法。
「必ずしもDH限定というわけではない。テオスカーを休ませる日などにレフトで起用する可能性もある。ただ、彼の打席の大部分はDHとしてになるでしょう」

――2Aからの昇格となったが。
「育成部門は彼の打席での対応力に大きな信頼を寄せている。純粋な投手の球威という意味では、2Aと3Aのレベルは近いとも言える。キャンプで彼を2~3年見てきたが、ストライクゾーンをしっかり管理できる。彼がメジャーで最初に経験を積むいい機会になると思う」

――ポストシーズンで使う可能性。
「あらゆる可能性がある。まずはショウヘイがILに入ったことでチャンスが生まれたため、メジャーでの打席を与えて様子を見ようという意図だ」

――守備に就かせる場合は。
「もし彼が外野を守るなら、両翼(コーナー)の位置になるだろう」

――大谷と会話をしたか。
「ああ、試合前に(大谷と)話した」

――どんな会話。
「先ほど言った通りです。2~3日で万全の状態になる確証がないのなら、賢明な判断としてはおそらく、ILに入れて、2週間休んでから焦らず状態を戻していこう』という感じだ」

――追加の検査は。
「現状は把握していない。まずはIL入りの手続きを進め、ロサンゼルスに残る彼に対して、医師陣が情報を集めつつ最善の処置を行っていくことになる」

――復帰後の試合数は少ない。
「理想的ではないと理解している。だが復帰後に6試合ほど出場させたり、実戦形式(ライブBP)などで調整することもできる。最も重要なのは、スイングを崩さず、彼が可能な限り健康な状態でいることであって、我々はそこに賭けている」

――最短の復帰でどれくらい復活できる?
「非常に自信を持っている。先ほど言ったように、もし明日がポストシーズンなら、打線に入っているからだ。プレーオフの前に打席に立つ必要があることは彼も理解していますし、15日目が来れば準備万全で復帰できると思っている」

――山本の投球について。
「攻めの姿勢が素晴らしかった。カッター、直球、スプリット、そしてカーブなど、左打者に対してたくさん投げていて、すべてが機能していた。相手は積極的に振ってくるチームだったので、ブルペンを休ませるためにも長い回を投げてもらう必要があった。中継ぎは2人しか使わず、明日は休日なので、ブルペン陣全員が万全の状態で金曜日を迎えられる。非常に大きな意味を持つ」

――IL入りに対する大谷の反応について
「(普段から)試合に出たいと思っている点で、おそらく残念がっていると思う。だが、10月に彼自身やチームが望む最高の状態でプレーするために、これが最善の選択だと彼は理解してくれていると思う」

――負傷箇所は?
「右腕。スイングする際に上腕二頭筋のあたりに違和感が出ている」

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY