12の0→2戦連発の猛打…23歳逸材に指揮官驚き「ライナーであそこまで」 自ら明かした“反省”

5月に1対2のトレードで移籍…12打数無安打の不振から脱出
■DeNA 8ー1 ヤクルト(10日・横浜)
新天地で、いよいよ大器が開花するのか。リーグ3位につけるDeNAは10日、本拠地・横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に8-1で勝利した。5月にトレードでソフトバンクから加入した井上朋也内野手が、3回に右中間席へ2号2ラン。移籍後初安打と初本塁打をマークした前日(9日)に続いてお立ち台に上がったが、どこか表情が硬かった。
「明日はしっかりフライを取れるように頑張ります」。井上朋が晴れがましいヒーローインタビューの最後を反省の言葉で締めくくり、頭を下げると、スタンドのファンは一瞬どよめき、その後、歓声を上げた。
「7番・右翼」でフル出場し、打撃で持ち前のパワーを発揮した井上朋。しかし、8-0と大量リードして迎えた9回の守備では、2死走者なしで西村瑠伊斗外野手が放ったライナーをダイレクトキャッチしようと猛然と前進するも、目の前でバウンドしたボールを後逸し初失策。さらに続く内山壮真内野手が放った飛球を、やや目測を誤りグラブに当てて落とした(記録は適時二塁打)。
これには、同学年の井上朋に続いて2者連続弾となる1号ソロを放ち、一緒にお立ち台に上がっていた古市尊捕手も「トモ(井上朋)が目の前で打ってくれて、僕もメンタル的に楽に打席に入れました。本当に感謝したいです」とした上で、「明日以降、フライはしっかり捕っていただきたいと思います」と“乗っかった”。
相川亮二監督も試合後、「ライナーであそこまで持っていくという、本当に井上らしい打球だと思いました」と絶賛した上で、「ただ、守備にもまだまだ課題があるので、一生懸命練習してもらいたいと思います」と付け加えた。
2020年ドラフト1位で埼玉・花咲徳栄高からソフトバンク入りした井上朋。今年5月に山本祐大捕手との1対2のトレードで尾形崇斗投手とともに移籍した。当初は12打数無安打1四球と苦しんでいたが、前日の初安打と初本塁打で打撃では勢いに乗った。真面目な性格がうかがえたお立ち台を含め、ファンの胸に鮮烈な印象を残した。