大谷翔平のPO出場は「50%」 根深い右上腕炎症の原因「今年は見られないかも」

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

大谷が右上腕二頭筋の炎症で負傷者リスト入り、最短24日復帰可能も

 ドジャース・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、右上腕二頭筋の炎症のため15日間の負傷者リスト(IL)入りした。8日に遡って適用される。最短で23日(同24日)の本拠地・パドレス戦で復帰可能となるが、チーム関係者は「ポストシーズンの出場も厳しいかもしれない」とショックを隠さない。

 右上腕二頭筋の炎症によってIL入りとなったが、元々の原因は6月に痛めた左膝にあるようだ。左打者の軸足となる左膝で粘ることができずに手だけで振る、いわゆる“手打ち”の状態に。ただでさえ、バットスイングの速い大谷だ。これが右上腕二頭筋、右首に過度な負担を与えたという。ドジャース関係者は「今年はもう見られないかもしれない。ショウヘイがポストシーズンでプレーできる可能性は50%だと思う」と肩を落とした。

 ポストシーズンに出場できたとしても……。仮に最短23日に復帰できたとすれば、レギュラーシーズン5試合に出場できる。大谷も「振り方次第でなんとでもなる。改善はできる範囲のことでもあるとは思う。今までの自分がやってきたものと変えなければいけない部分もあるが、そこも含めて引き出しの多さに繋がるかなと思ってます」と語っていた。だが、5試合しかない実戦で状態を上げ切れるのか。

 2024年ワールドシリーズでは第2戦で左肩亜脱臼しながら出場を続けた。大谷が打線にいるだけで相手バッテリーは一発を警戒せざるを得ない。ベッツも「打線でのショウヘイの存在はとてつもなく大きい。常に一振りで試合を完全に変えてしまう」と語っていた。これまでにロバーツ監督も「明日がポストシーズンの試合なら打線に入っている」と語っていただけに、強行出場する可能性は十分にあるが、いつもと変わらぬフルスイングを見せられるかは疑問が残る。

 11日(同12日)からのマイアミ、シンシナティ遠征には帯同せず、ロサンゼルスで調整を進める。ロバーツ監督によると、今週末にスイングをする予定はなく、しばらくは「体全体のトレーニングやコンディショニングを中心に進める。野球の専門的な技術練習は行えない」とした。

「実戦復帰に向けて『これだけの時間が必要だ』と一概に言えるものではない。彼の感覚を基準に進めています。今後は数日間バットを振るのを控え、状況を再評価しながら判断していく」。いずれにしてもワールドシリーズ3連覇へは、茨の道となる。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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