「韓国と日本では力の差があった」 侍U18が痛感…正捕手が目のあたりにした宿敵の“凄み”

投打の要・山田凜虎が語る韓国の逸材「すごいピッチャーだった」
まさかの幕切れになった。台湾・台北で行われた「第14回 BFA U18アジア野球選手権」に出場した侍ジャパンU-18代表は13日、決勝で韓国代表に0-2で敗れた。「4番・捕手」で先発出場した山田凜虎捕手(智弁和歌山)は「韓国と日本では力の差があった。力をつけないといけない」と、唇を噛んだ。
悔いが残るのは2回の守備。先発の杉本真滉投手(智弁学園)が三塁打と死球で1死一、三塁のピンチを招く。続く打者はスクイズを狙い、バッテリーは読みを当てて空振りを奪った。山田は飛び出していた三塁走者の挟殺を狙ったが、送球がそれ、三塁走者の生還を許した。
「走者が三塁ベースに近いところにいたので、サードへ投げようかどうかを、迷ってしまって。ああいう結果になってしまった」と振り返った。国際大会の決勝戦という独特の緊張感の中で生じた焦りが失点につながった。
打撃では2打数無安打1三振1四球。11日のスーパーラウンド初戦でも対戦した韓国のエース、ハ・ヒョンスン投手を攻略できず、7回1安打8奪三振で完投を許した。「すごいピッチャーだった。どんどんストライクゾーンで勝負をしてきましたし、決め球のスライダーを自分たちが手を出してしまった。本当に力不足でした」。正捕手、そして4番として“責任”を感じていた。
それでも岡田龍生監督(東洋大姫路)は、最後まで山田へ全幅の信頼を置いていた。「彼が1年生のときから近畿大会で対戦していて、すごく良いキャッチャーだなという風に評価していた。今大会もデータに関してアナリストと良く話してくれていたし、ピッチャー陣を引っぱってくれたと思いますね」と、労いの言葉をかけた。
今後はプロ志望届は提出せず、大学に進学して野球を続ける。山田は「すべてが終わったわけではないので。またここからしっかりやっていきたい」と前を向く。台湾で味わった悔しい経験を糧に、次のステージでも飛躍を誓った。
(神吉孝昌 / Takamasa Kanki)