7連勝DeNAに悲報も…「リーグ優勝の可能性だってゼロではない」 漂う空気感、好調の絶対的要因

巨人に勝利したDeNAナイン【写真:井上学】
巨人に勝利したDeNAナイン【写真:井上学】

売り出し中のドラ3ルーキーが負傷…今季中の復帰絶望的も止まらぬ勢い

■DeNA 13ー2 巨人(15日・横浜)

 間違いなくセ・リーグで今一番強い――3位につけているDeNAは15日、本拠地・横浜スタジアムで行われた巨人戦に13-2で大勝した。破竹の7連勝を飾り、今季64勝63敗3分で、5月15日以来123日ぶりに貯金「1」とした。9月に入ってから10勝2敗(勝率.833)。今季残り13試合で、首位・阪神との差を5.5ゲームに縮めた。

 初回から、牧秀悟内野手の先制26号ソロなどで4得点。2回にも、3番に入っていた佐野恵太外野手が右翼席へ8号3ラン、続く4番の筒香嘉智内野手も右翼席へ通算250号の18号ソロと畳みかけ、5得点を奪って巨人先発の戸郷翔征投手を早々とKOした。

 相川亮二監督は「最後の力を出し切る月だと思って、みんなが集中力を持ってゲームをやってくれている」と選手たちを称賛。特に「一番きつい時に力を出してくれるのが、ベテラン陣だと思っています。1つも負けられない時に頼りにしています」と信頼を寄せた。

 今月8日時点では、57勝63敗3分の借金「6」で、首位に11.5ゲーム差をつけられていた。今年から導入された新ルールで、勝率5割未満、もしくは首位との差が10ゲーム以上、のどちらかの条件を満たしてしまうと、CSファイナルステージで相手に2勝のアドバンテージ(最大7試合で5勝先取)が与えられることになっており、厳しい状況だった。

 ところが翌9日からの7連勝で、瞬く間に2つの条件から“脱出”。相川監督は「本当に変わらず、(目の前の)1試合に勝つだけ。他に言うことはありません」と大風呂敷を広げることはしないが、チーム内では「ここまで来たら、大逆転でのリーグ優勝の可能性だってゼロではない」との声も上がり始めた。

 一方、ドラフト3位ルーキーで8本塁打を放ち“売り出し中”だった宮下朝陽内野手が、前日(14日)の同戦で一塁へヘッドスライディングした際に負傷。指揮官は「今シーズンはもう(戦列復帰が)難しいのかなという状態」と明かした。非常に残念だが、それでもベテランを中心に勢いづいたDeNAの快進撃は、止まりそうにない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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