大谷相棒がまさか…放出後に投手陣覚醒 エ軍を最悪数値に追い込んでいた“捕手の穴”

  • MLB
  • 2026.09.22
エンゼルス時代のローガン・オハッピー【写真:ロイター】
エンゼルス時代のローガン・オハッピー【写真:ロイター】

コーチ交代後にストライク率&初球ストライク率が急上昇した

 マイク・マダックス投手コーチらを解任し、組織改革を進めているエンゼルス。指導体制の変更に伴い、劇的な変貌を遂げている投手陣だが、その“劇的改善”の裏にある要因について、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者が注目している。

 同紙は21日(日本時間22日)に「エンゼルス、ティム・レベックの下で与四球率がワーストから5位に」との見出しで記事を掲載。今後フロントや首脳陣にどのような変化が起きるにせよ、「ティム・レベック投手コーチとマイケル・ワーツ・ブルペンコーチは、おそらく続投させるべきだ」と絶賛した。

 マダックス前投手コーチ解任時点で、エンゼルス投手陣の与四球率はメジャー最下位となる11.1%と低迷していた。しかし、レベックコーチ就任(8月11日=同12日)以降は7.7%まで激減。これは同期間でメジャー5位の好成績だという。

 今季チームが無四球で抑えた5試合のうち、実に4試合がレベックコーチ就任以降に記録されたもの。さらに直近の先発投手陣は、4登板で計23回1/3を投げて無四球を貫くなど、制球力の安定が光っている。

 レベックコーチは同紙に対し、「特別な秘訣などないと思う。大部分は、ストライクゾーンを攻めるメンタリティと、カウントで優位に立ったときの利点を理解することだと思っている。すべては選手自身の努力の結果だけど、与四球率が下がるのを見るのは本当にうれしいことだ」と手応えを口にしている。

 実際に数字を見ても、レベックコーチ就任前のストライク割合は62.0%(メジャー29位)だったが、就任後は65.2%(同3位)に上昇。初球ストライク率も58.5%(同最下位)から63.2%(同5位)へ急改善した。ストライクが増えたことで、就任時点で4.51だったチーム防御率も就任後は3.24まで向上している。

 また同紙は、こうした意識改革や指導法に加えて「捕手陣の変化」も要因の一端を担っている可能性に言及。エンゼルス時代の大谷翔平投手ともバッテリーを組み、7月末にトレード移籍したローガン・オハッピー捕手は、在籍時のフレーミング指標で「メジャー最下位」に沈んでおり、チーム全体の指標も低迷していた。

 しかし、オハッピー放出後にメインを務めるタイラー・ハイネマン捕手らの働きもあり、チームのフレーミング指標はメジャー9位へ浮上。微妙なボール球をストライクと判定させるフレーミング効果も、ストライク増加や与四球減少に多少なりとも寄与しているのではないかと分析している。

 新コーチ陣の下で意識改革が進み、捕手陣の攻守の噛み合わせも整いつつあるエンゼルス。低迷期を脱しつつあるチームのなかで、新体制の投手指導が大きな光を放っている。

(Full-Count編集部)

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